菅野美穂主演で話題になったサスペンスドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』(TBS/2016年放送)にて、連続ドラマレギュラー初出演にして、菅野演じる主人公の息子・和樹役を演じて注目を集めた佐野勇斗(さのはやと)。ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身で、5人組ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしても活躍する佐野が、飛躍の2016年を振り返るとともに今年の抱負を語ってくれた。

 恵まれた容姿だけでなく、演技力でも評価を受けた佐野。『砂の塔』出演後は、街で声をかけられる頻度が格段に上がった。「以前に比べて何十倍にも増えましたね。『お兄ちゃん』って声をかけてくださる方が多いです。嬉しいですね」。出演に際しては不安が大きかったと正直な胸の内を明かすが、クランクアップを迎えたときは達成感を覚えることができたそう。

 「前に出演した『くちびるに歌を』という映画のクランクアップ時には大泣きしてしまったんです。今回もまた泣くだろうなと思っていたのですが、達成感がすごくて、さらに、次、また頑張ろう!という意欲が沸いてきて、泣くことはありませんでした」と笑顔をみせる。さらに今回は共演者にも恵まれ、「みなさんいい方たちばかりで、すごく仲良くさせていただきました。主演の菅野さんは本当のお母さんみたいでしたね。太陽のように明るくて、菅野さんを中心に現場が回っていました」と振り返った。

 『砂の塔』で松嶋菜々子との共演シーンも多く、「松嶋さんは、普段はとてもおしゃべりが好きで、プライベートの話題もたくさんしてくださいました。最後に直筆のお手紙までくださったんです。芸能界、辛いこともあると思うけど、佐野くんなら大丈夫だよ。とにかくたくさん頑張れば大丈夫。いつでも相談に乗るよって。すっごく嬉しかったです」。菅野、松嶋のふたりの大女優に可愛がられたのも、佐野自身に魅力があるからだろう。

 また、2016年は公私ともに変化の年だったと語る佐野。プライベートでは愛知県の実家から上京し、東京での一人暮らしがスタートすると「一人暮らしは、洗濯や食事の片付けとか、自分でやってみて、実家のありがたみを感じるようになりました」と実感。続けて、「改めて思い返してみると、いろいろありましたね。大学が始まって、舞台をやらせてもらったり、ドラマをやったり、M!LKとしてもリリースイベントをやって、M!LKと僕を少しは知ってもらえた1年になったんじゃないかなと思います」と歌手としての一面ものぞかせる。さらに、地元を愛する佐野ならではの思いも明かしてくれた。「僕、地元が大好きなんです。田舎はみんな顔見知りで、総出で応援してくれるので、地元の方に恩返しできるような、自慢してもらえる存在になれたらと思っています」。

 まだまだ発展途上にある18歳の佐野。「僕自身、まだ分かっていない僕があると思う」と未来を見据え、「『砂の塔』の和樹から僕を知ってもらった人には、M!LKでははっちゃけた素を出しているので、全く違う一面を見てもらえると思いますし、ずっと応援してくださっているみなさんには、逆にお芝居での僕を見せることで、また別の顔を感じてもらえると思います」と、個人、グループ、両方の活動を応援してほしいと願った。

 そのためにも2017年は「自分の可能性を広げられる、ステップアップの1年にしたい」と目を輝かせ、「20代、30代になっても、今の気持ちを忘れずに、がむしゃらに頑張れる人でありたいと思います。感謝の気持ちを、初心を忘れないようにしたいですね」と誓った。(取材・文・写真:望月ふみ)