「マクール杯」(23日・児島ボート)

 台風16号の影響で20日が中止順延となった児島ボートは23日が最終日。優勝戦は1号艇の須藤博倫(38)=埼玉・83期・A1=が逃げを決めて3日目後半から6連勝。計7勝を挙げて、6月戸田以来となる今年2度目の優勝を飾った。

 終わってみれば須藤の圧勝となったシリーズだが、3日目終了時の得点率1位は4勝を挙げていた山下和彦。ところが、台風による中止で一夜明けると主役の座が入れ替わった。4日目に1号艇の1回走りで1着ならトップ確定だった山下が、まさかのS遅れでインから4着。予選最終日に連勝を飾った須藤が3位からトップに躍り出た。以後は須藤が1着を並べ、主役の座を守りきった。

 3月に地元戸田周年の優勝戦でFを切った須藤は、F休み明けの5月末から一般戦回り。6月に戸田で優勝して以降、一般戦でも優出できない状況が続いた。特に2コースでの準優敗退が続き「2コースから差し切れるような足に仕上げる」と今節で流れを変えようと強く決意。「シリーズ終盤になると雑になることが多かった。最後まで丁寧に調整して丁寧に走る」と毎日丁寧にコメント。一走一走の積み重ねが優勝へとつながった。

 「今年は関係者の方に迷惑をかけるレースもあり、決していいとは言えない。そんな中で集中して大事に走っている。G1、SGに復帰したら、すぐに自分のパフォーマンスを見せられるようにSと調整に取り組んでいる」と一般戦回りの半年で調整力を磨く日々。G1戦復帰は12月以降。「12月の児島周年へ、この優勝で少しでもアピールできれば」とG1復帰の日を見据えていた。