「大相撲初場所・6日目」(13日、両国国技館) 

 モンゴル出身で30歳の荒鷲が鶴竜を破り、苦労して初金星にたどり着いた。初土俵から85場所目での初金星獲得は、昭和以降で7番目のスローで、外国出身力士では最も遅い記録。「思い切っていくだけだったので、いけたのがよかった。あまり覚えていない」という夢中の一番だった。

 「うれしいですね。今年初白星で」と二重の喜びに笑顔。横綱に勝つ姿を想像したことを「あんまりない」といい、「今でもどういう感じなのか分からない」と、実感がわかない様子だった。

 肩の脱臼に悩まされ、新入幕まで所要68場所も外国出身力士史上2位のスロー出世で、部屋も2度転籍した苦労人。これまでを「長かった」と振り返りながら、「これからもしっかり稽古していきたい」と、さらなる精進を誓った。