トヨタが狙う“第四のエコカー”か プレミアムハイブリッド車という新カテゴリー

新型レクサス「GS450h」。日本発売は2012年3月19日予定。
Photo by Kenji Momota
「発売前の事前予約は3500台。そのうち1000台が“450h(ヨンゴーマル・エイチ)”だ」(トヨタ広報部レクサス担当者)。
それを聞いて筆者は、改めて日本でのハイブリッド車市場の特異性を再認識した。世界市場を見渡して、プレミアムブランドでこれほどまでにハイブリッド車人気が高い国はないからだ。
この“450h”とは、トヨタが2012年3月16日に日本国内販売を開始した、レクサス「GS450h」ことだ。“450”とは、V6エンジンだが4.5リッターV8並の走行性能を意味し、小文字の“h”はハイブリッドをデザイン化したものだ。レクサスではこの手法でハイブリッド車としてすでに、「LS600h」、「RX450h」、「HS250h」、「CT200h」と、小型車から大型車までフルラインアップしている。
レクサスの新型「GS450h」の価格は、標準モデルが700万円、最上級のスポーティモデル“F SPORT”だと800万円にも達する。こうした設定価格帯からもわかるように、「GS」はメルセデス「Eクラス」、BMW「5シリーズ」、アウディ「A6」等、欧州高級セダンのライバルだ。
レクサス「GS」のグレードは大きく3つ。2.5リッターV6搭載の「GS250」、3.5リッターV6搭載の「GS350」、そして最上位がハイブリッド車の「GS450h」となる。欧州系ライバルたちにもハイブリッド車の設定はあるが、レクサスほどラインアップは多くなく、モデル内で占めるハイブリッド車の割合は10%に届かない。
ではどうしてレクサスは、ハイブリッド車を強化するのか?
トヨタは“第三のエコカー”ならぬ、“第四のエコカー”として、プレミアムハイブリッド車を世界戦略車としてプッシュしようとしているのだろうか?
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