住宅ローン金利引き上げの事前報道を受け、全国750金融機関・1万6000の住宅ローンプランを比較できる「WhatzMoney住宅ローン」を運営するWhatzMoneyでは独自調査を実施。9月実行分のローン金利状況を公開した。

1.各行の主力プランの10年固定金利型は、ネット銀行及び大手銀行が軒並み金利を引き上げ。10年固定金利の基準となる長期金利が上昇した影響によるもので、地方銀行などの固定金利型プランやフラット35の金利も上昇を予測。

◎9月のネット銀行及び大手銀行の10年固定金利型の住宅ローン金利は、軒並み上昇する見込み。

◎金利上昇の要因は、10年固定金利型の指標になる10年国債の金利が上昇したため。

今後の10年国債金利の動向は、ただちに強い金利上昇トレンドに入るとは見られないが、一方的な金利低下局面も予想しにくい状況。そのため、9月の金利水準が上昇したとはいえ、歴史的に見れば、低金利には違いない。住宅ローンを検討されている人は、金利上昇のトレンドに入る前に具体的な検討を行なうことをお勧めする。

2.変動金利型は、基準となる短期金利の水準に変動がなかったため、前月同水準の金利を維持。金利が変動するリスクは残るものの、金利が上昇した10年固定金利型に比べ、金利は魅力的な水準に。

◎9月のネット銀行及び大手銀行の変動金利型の住宅ローン金利は、調査対象の全行で8月と変わりがなかった。

変動金利型の金利は6月からほぼ変動が見られず、金利引き下げの下限に到達しているものとみられる。変動金利型での借り入れについては、すでに好機が到来しているとみられる。

3.8月に過去最低金利を更新した影響もあり、借り換え案件が各行で急増。申し込みから住宅ローン実行までに2ヶ月程度かかるケースも。年内に住宅ローンの借り換えを検討している方は、はやめの事前審査申し込みを推奨。

住宅ローン金利の低下が各種メディアで取り上げられていることなどを背景に金利や諸費用、サービス内容に競争力のある住宅ローンを取り扱う金融機関には、借り換えを中心に申し込みが殺到している。通常2週間〜1か月程度で全ての手続きが完了するはずが、申し込みから住宅ローン実行まで2か月を要する金融機関も複数みられる。そのため、年内にマイホームの取得を検討している人や、年内に住宅ローン借り換えを検討している人は、具体的な住宅ローン検討を今から始めることをお勧めする。

文/編集部