■連載/ 

 ということで、今回はこの4種のインプレッションなのだが、そして、たまたま、本当に呼び込まれたような偶然で、僕は、この原稿を書いている前日に、「BABY METAL」のライブに初めて行ってきたところ。あの世界観、このビールにぴったりじゃないか!

■デイ・オブ・ザ・デッド「ヘーフェバイツェン」
(メキシコ 度数5.5% IBU12 330mil)

やや濃い目のゴールドで、若干の濁りが。泡立ち、泡持ち、ともに普通。まず感じたのが、甘味がたっぷり! ということ。リンゴ、ハチミツのフレーバーがあり(ハウスバーモントカレーかよ!)、とろみさえ感じるフルボディ系だ。バイツェン系と思えないストロング感があるが、注いでからそれが薄らいでやわらかくなるので、個人的には2口目以降のほうがおいしかった。マリアージュとしては、カレーにも野菜サラダにもよく合った。
★女性タレント見立ては、YUIMETAL(BABY METAL)

■デイ・オブ・ザ・デッド「アンバーエール」
(メキシコ 度数5.5% IBU30 330mil)

濃いクリスタルブラウン。これもまったり甘い! まとわりつくようなハチミツっぽさは、上の「ヘーフェバイツェン」と共通している。さすが同じブルワリーのものだ。度数5.5%だが、アルコール感はそれよりずっと強く感じる。苦味はゆっくり上がってくる印象。IBU30でそこそこしっかり苦味が。酸味はく、旨味は強く出ていて、和菓子のようなコク、あんこっぽさが。甘めでフルボディに近い。
★女性タレント見立ては、MOAMETAL(BABY METAL)

■デイ・オブ・ザ・デッド「IPA」
(メキシコ 度数6.8% IBU83 330mil)

深みのあるキャラメルブラウン。言い方はヘンだけど(笑)、甘いIPA!という感じ。たっぷりの甘味と、IBU83!というすごい苦味が共存している。苦味はずっとあとをひくタイプで、舌の横にしぶとく残る。この苦味は「足が長い」とでも言うべきか、インパクトより持続性がある。主張は強いのに、料理と合わせて映えるビールだ。甘めの肉団子とよく合った。
★女性タレント見立ては、SU-METAL(BABY METAL)

■デイ・オブ・ザ・デッド「ポーター」
(メキシコ 度数5.0% IBU1 330mil)

まったりこってり、ザッツ・ポーター! という印象のポーター。といっても、甘味のほうはぐっと抑えめ、苦味もIBU1 だからほとんど感じない。逆に酸味はそこそこある。濃い目のチョコフレーバーの中に、わずかにスモークっぽい味を感じる。飲み口は超なめらかで、するすると入ってくる。
★女性タレント見立ては、橋本環奈

★今日のビール川柳★
故人への 想いがビールの 泡となり

文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)

著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ

■連載/石黒謙吾のLOVEビール
〜語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話〜