芸能人の結婚報道を耳にすると、「えっ、まさかあの2人が?」「かなりの年の差婚!」と驚くこともしばしば。ファンの“福山ロス”が囁かれた福山雅治&吹石一恵の13歳差婚や、仲間由紀恵&田中哲司の14歳差婚。はたまた篠原涼子&市村正親の24歳差婚など、芸能界では20歳以上の年の差婚も当たり前に報じられるようになりました。
 年の差婚を経験していない人にとっては「世代差を感じたり、親に反対されたりしないのかな?」とにわかに疑問も湧いてくるところ。垢抜けた芸能人たちからはあまり年齢ギャップを感じませんが、年の差を題材にした映画や舞台作品の中には、日常で起こりそうな親族とのやりとりなどもみることができます。また、映画界の重鎮には、48歳差婚をした人も! 映画にまつわる年の差婚やカップルについて取り上げてみます。

リリー・フランキーと上野樹里!? 同居する藤竜也もびっくり

10月8日より公開の『お父さんと伊藤さん 』では、ユーモラスな“家族の三角関係”が展開されます。34歳の彩(上野樹里)は、給食センターで働く20歳年上の伊藤さん(リリー・フランキー)とアパートで同棲中。するとそこへ、彩の父親(藤竜也)が同居を希望してやってきます。その年齢差に驚く74歳の父に、「あんまり気にしたことないよね」と語る2人でしたが、慣れない3人での共同生活にあたふたする場面も。そんな中、父が置き手紙を置いて行方不明となり……。

かつて『のだめカンタービレ』で型破りな女子大生役を演じていた上野もいまや、“脱力系モテおじさん”として人気のリリーとカップル役を演じることになるとは…年の差を題材にした作品では、意外な俳優の組み合わせも楽しめそうです。

70歳の彼氏ケニーと父の勘違いに思わず笑ってしまう…

映画監督としても著名な三谷幸喜の舞台『君となら』は、長女あゆみと70歳の婚約者ケニーが家族に混乱をもたらす抱腹絶倒のコメディ。1995年の初演後も2回再演された人気作で、3回目となる2014年にはあゆみ・父・ケニーをそれぞれ竹内結子・草刈正雄・小林勝也が演じました。

あゆみの交際相手はイケメンの青年実業家、と思っている家族のもとを、突如ケニーが訪ねてきます。父はケニーの父親が挨拶に来た、と、母はのちに来訪するケニーの息子をケニーだと勘違い。ケニーを愛するも、家族の手前、嘘をついて取り繕うあゆみ。自分がもし初老の方と結婚することになったら…やっぱりこうなるのかも、なんて、笑いながらも共感できることうけあいです。

実に4まわり下!加藤茶を越える48歳差婚の映画監督

現実世界にも、40歳を軽く飛び越えた年齢差でゴールインした人が存在します。2011年には68歳の加藤茶が45歳年下の女性と結婚して話題となりましたが、映画界では『殺しの烙印』などで名を馳せた鈴木清順監督が88歳にして48歳年下の女性と結婚。週刊ポストの記事によると、都内のマンションで暮らしながら、車いすの欠かせない監督を妻がかいがいしくお世話しているとのことです。妻を娘と勘違いして、近所の住民が散歩中の2人に声をかけた際には、妻がほっぺたを真っ赤にして「私、娘じゃなくて家内なんです」と答えたそう。妻として夫を慕う気持ちに、年の差や環境は関係ないのかもしれませんね。

ユーモラスな作品や、業界で話題の夫婦に注目してみると、ほのぼのと長続きしている関係に「年の差婚も、いいものかも」なんて思えてくるかもしれません。でも、相手が親の年齢を大きく上回る場合は、やっぱり最初はちょっと、家族をテンパらせてしまうかも……!

(文/藤岡千夏@H14)