2018年のNHK大河ドラマが、幕末の英雄であり薩摩の偉人・西郷隆盛を主人公にした「西郷(せご)どん」に決まりました。ただ、キャストは未定で(10月11日現在)一部報道では堤真一に主演オファーがあったとありましたが、堤側が断ったことが明らかになったことから、誰が西郷役を演じるのかと話題になりました。ネット上では予想や希望があがって盛り上がっています。

実はモテ男だった西郷隆盛

西郷隆盛に関する世間一般のイメージといえば、現代に伝わっている肖像画や東京・上野に建てられた銅像に見られる、黒目がちの大きな眼としっかりと濃く太い眉、太い首をした筋骨隆々のたくましい大男、といったところでしょう。ハワイ出身横綱として活躍した武蔵丸関は当時、「西郷さんに似ている」と話題になりました。また、過去に西郷隆盛を演じた俳優といえば、1990年放送のNHK大河ドラマ「飛ぶが如く」の西田敏行、1987年放送の年末時代劇「田原坂」(日本テレビ)の里見浩太朗あたりが思い出されますが、それらからすると堤真一の見た目は世間が抱く“西郷どん像”からは離れているようにも思えます。

ただ、今作は原作が林真理子氏、脚本が中園ミホ氏。中園氏は「西郷隆盛という人物は謎に満ちています。決して聖人君子ではない。太った愚鈍な男でもない。戦の天才で革命家。一つ確かなのは、男にも女にも大層モテたということ。子供も学者も侍も殿様も彼と触れ合い、語り合った者は皆、西郷に惚れた。一体どんな魅力だったのか!?」と、これまでの作品で描かれてきた“西郷隆盛像”の中でもさらに人間としての魅力を掘り下げる考えのようで、さらに「セゴドンという男の魅力に、女の視点で切り込みます」とコメントしています。

女性からみた西郷どんの魅力、というのがポイントですね。これまでの“西郷もの”でこうした視点で描かれた作品は(筆者が知る限りは)ないはずですから、かなり斬新な西郷像になりそうな予感です。

本命鈴木亮平、対抗山田孝之?

ネット上であがっている俳優では、鈴木亮平、東出昌大、阿部寛、山田孝之、長瀬智也、沢村一樹、竹野内豊など。うーん、いずれもありそうだし、それぞれの演じる西郷を観てみたい気がします。

鈴木亮平は役作りのための肉体改造の激しさはロバート・デ・ニーロ並のストイックさの持ち主ですから、西郷の体型にもピッタリ合わせてくることでしょう。30kgも増量して挑んだ映画「俺物語!!」の剛田猛男役などは西郷像にかなりかぶるところもありますよね。現時点では最も有力のような気がします。

東出昌大は顔も体型もちょっと、いや、かなり優男すぎるのは否めませんが、新しい西郷像を描くということなら十分にアリでしょう。かと言って阿部寛や長瀬智也、竹野内豊では顔がさすがに西洋的で整いすぎているし、薩摩藩士の“土臭さ”がなさすぎる気もします。沢村一樹もやはり線が細く端正なルックスのせいで猛々しいイメージはありませんが、男にも女にも大層モテた、という点では分がありそうです。そうやってみていくと、ありえそうなのが山田孝之。大柄でこそありませんが、中園氏が描こうとする西郷像にわりと近い資質を備えているように思われます。

当初は堤真一にオファーがあったということなので、近い系統で考えればやはり本命は鈴木亮平か。対抗馬が山田孝之、東出昌大。個人的にはディーン・フジオカあたりで冒険してみても面白いと思うんですが。あとは大穴で堤真一激似で話題の「アクサダイレクト」CMの人、ってトコでいかがでしょうかねー。

(文/花@HEW)