家族が犯罪に巻き込まれるなど、壮絶な過去を乗り越えてきた苦労人セレブの紹介に続き、今回は、さまざまな困難を乗り越えて活躍している苦労人セレブ【奮闘編】をお送りします!

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■発達障害を患うセレブは意外に多い

モデルでタレントの栗原類さんが告白したことで話題になった発達障害のひとつ、ADD(注意欠陥障害)。発達障害とは、アスペルガー、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)を含めて言うのですが、これを患っているセレブはたくさんいるのです。有名なところでは、トム・クルーズが学習障害のひとつである失読症で、文字を認識するのが難しかったというエピソード。台本をアシスタントや母親に読んでもらい、セリフを覚えていたのですが、ある時、サイエントロジーの創始者L・ロン・ハバードの本を読んだことがきっかけで失読症を克服できたのだそう。同じ障害があるのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのオーランド・ブルーム。彼は「この病はギフトだと思っている。頑張ることを教えてくれたから」「失読症だから夢が叶わないというのは嘘だ」などと頼もしい発言をしています。他に巨匠スティーヴン・スピルバーグやウーピー・ゴールドバーグも失読症を告白。お騒がせセレブのパリス・ヒルトンはADHD、シンガーのジャスティン・ティンバーレイクはADD、『キル・ビル』などの女優ダリル・ハンナはアスペルガーを患っています。また、『マスク』などでコメディ俳優としてのイメージが強いジム・キャリーは、失読症、ADHD、鬱病の3つを患い、苦労しながらスターへと上り詰めました。

■ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフも

「ハリー・ポッター」シリーズで主役を務めたダニエル・ラドクリフも、自ら、総合運動障害(発達性協調運動障害)であることを明かしています。一見、不器用なだけと思われがちなのですが、目と手、足と手など個別の動きを同時に行なうことが難しく、ダニエルは靴ひもも結べなかったのだとか。「ハリー・ポッター」では激しいアクションもあったので、現場では相当な苦労と努力をしていたことがわかりますが、本人は「僕のせいで撮影が止まることがあってたびたび無力感に苛まれていた」と語っています。とは言え、映像作品であれば撮り直しや編集もできますが、その障害を持ちながら舞台にも立っているのですから、ダニエルのチャレンジ精神と勇気、素晴らしいですよね。

■ブラッド・ピットは人の顔が覚えられない?

アンジェリーナ・ジョリーとの離婚問題で話題の渦中にいるブラッド・ピットは、雑誌のインタビューで相貌失認の可能性を語っています。「人の顔を見ても表情の識別が出来ず、個人の識別が困難」という症状で、ブラピは人の顔が覚えられず、いろいろな人に失礼な態度を取っているから嫌われているんじゃないかと心配しているのだそう。病院から診断されたかというところまでは言及していませんが、多くの人に出会う職業柄、自分が認識できていない誰かに挨拶されるたびにヒヤヒヤしているのかもしれませんね。

病や障害を告白することで「同じ苦労している人たちの助けになれば」との意思があるセレブがほとんど。こうした困難で苦労しつつも世界で活躍している彼らの姿に頭が下がる思いです。

文=安藤千晴