漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「夜の巷を徘徊する 1時間特集」(テレビ朝日系 9月28日23:15〜)でマツコ・デラックスと初対面した福山雅治に“結婚ビフォーアフター”を見たという。

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 夜の巷を、マツコ・デラックスと福山雅治が徘徊する。初対面という二人。「マツコさん、いい匂いですね〜」と、ソツのない福山。密着し、クンクンしたマツコの感想は、「全然無臭。手入れの行き届いたお寺の匂いよ!」って、なんなの福山、即身仏?

 そのまま二人は、神保町の古書店に移動して、懐かしのアイドル雑誌をあさる。中森明菜派のマツコに対して、「酒井法子ちゃんが好きだったなぁ。それから少女隊のミホさん、菊池桃子ちゃん」と、福山。

 水着姿の彼女たちを見ると、「無理やりやらされてるんじゃないか(と、思って)。そんなコを守れるのは俺しかいないってね」。ここでニヤリ顔。マジなような、ジョークなような、ちょこっとエロを含ませる。一ミリもズレがない、100%福山なんだけど、なんということでしょう。福山の笑顔がタケカワユキヒデに見えたのは、薄暗い古書店のせい? これが結婚ビフォーアフターか。

 そして、二人はカレー専門店で語り合う。移動の車内で、二人とも逆流性食道炎を患っていることがわかり、「意外と共通点があるのよ。見てくれは全然違うけど、(内面は)ほぼ双子よ」と言うマツコ。ついつい相手が心を許してしまうようなトーク術がニクい。思わず福山も「考えますよ。仕事無くなったら、どうしようかなって。長崎で夕方の帯番組でもやろうかなぁと」と、冗談まじりに語ったところで、マツコのお告げが下される。

「もうね、十二分にご奉公しましたよ。需要とか供給とか、考えなくていい時が来た気がする」「みんな完璧だなって思ってたと思う、福山さんのこと。でも完璧じゃないところを、見せちゃってもいいのかなって」

 今一番聞きたい言葉を投げてくれる、まるで占師かセラピスト。「生意気なこと言ってごめんね、アミューズ」と、福山の所属事務所への配慮まであり。それを聞いた福山の「いや、それは民意ですよ」という言葉。トップを走り続けたスターの危機感が生々しい。

 浮き沈みの激しい芸能界。誰もが教えてもらいたい、「今が、自分を変える時よ」。テレビの仕事が無くなったら、タイで店でも開くと言うマツコだけど、今すぐ始められそう、芸能人御用達占い業。「あんた、地獄に行くわよ」なんて恫喝もしないから、安心して。

※週刊朝日  2016年10月21日号