NTTドコモは10月19日、今月から2017年3月にかけて発売する新製品を発表した。ドコモ初のオリジナルスマートフォン「MONO」(ZTE製)をはじめ、ソニーモバイル製のスマートフォン「Xperia XZ」「Xperia X Compact」など新製品13機種を発売する。シャープの「AQUOS」シリーズや富士通の「arrows」シリーズの新商品も発表される一方で、バッテリー発火問題に揺れるサムスン「Galaxy」シリーズの製品は発表されなかった。

 「MONO」は、1年間同じ端末を使い続けることが条件だが、機種本体の価格が648円(税込み)という安さが特徴だ。製品購入時に648円さえ払えばよく、料金プランも他のスマートフォンと変わらない。この安さのため、分割払いのオプションを設けていないという。ここまで安いとちゃんと使えるのか心配になってくるが、4.7インチのディスプレーに約1330万画素のカメラ、コアが8つ内蔵されたCPUに2GBのメモリが搭載されている。OSはAndroid6.0と現在主流のバージョンで、展示品を触ってみたところ、他のスマートフォンに比べ反応が遅いといった違和感はなかった。NTTドコモの吉澤和弘社長は、会見で「価格的にお手軽でありながら、丁寧に作り込んだスマホを目指した」と話したが、まさしく必要十分な性能を持っているといえる。「MONO」は12月上旬の発売予定だ。

 「Xperia XZ」は、5.2インチのスマートフォンで、「Xperia」シリーズの最新機種。約2300万画素というカメラ機能に加え、レーザーを利用した高速オートフォーカス機能や、動画撮影にも対応した手ブレ補正機能を搭載している。「Xperia X Compact」は、「Xperia XZ」を4.6インチに小型化したもの。それに伴いディスプレー解像度やCPUや通信速度などの性能が一部落ちているが、それ以外に大きな違いはない。機種変更の一括での販売予定価格は、「Xperia XZ」が8万1648円(税込み)、「Xperia X Compact」が6万3504円(同)。両製品とも11月上旬に発売する。

 「Xperia」の新製品がくれば「Galaxy」も……といきたいところだが、今回の発表会の顔ぶれに「Galaxy」の名前はなかった。これについて吉澤和弘社長は「Galaxy製品についても、今期のラインナップに入れることは当然検討していた。ただ今回のバッテリー発火問題によって、サムスン側からも見送りたいという申し出もあり、今回は取り扱わないこととした」と話している。(文・河嶌太郎)