東北一円のこけしを取り扱う三沢市栄町の専門店「木の香」は、桃の節句にちなんだ「雛(ひな)こけし」の特別展を開いている。「工人」と呼ばれる伝統こけしの制作者で、物故者も含む約60人の労作100点余りが所狭しと並び、一足早く春の雰囲気を醸し出している。開店は毎週金〜月曜日。3月20日まで。 毎年この時期に開催し、4回目を迎えた。津軽系の流れをくむ本間直子さん(55)=十和田市出身、東北町在住=や弥治郎系の井上春未さん(61)=福島県喜多方市在住=ら、有名工人の作品が展示されている。 雛こけしは伝統の中にも様々なアレンジが施された作品がいっぱい。遊び心を盛り込んだ楽しいこけしが多い。店主の野田正志さん(64)と妻京子さん(64)は「工人たちの持ち味や、個性の違いを見てもらいたい」と話している。 同店は2013年6月にオープン。2人が35年以上前から東北各地を回って収集した500〜600点を展示、販売している。開店時間は午前10時〜午後4時。問い合わせは木の香=電話0176(57)2433=へ。【写真説明】ずらりと並んだ雛こけしに目をやる野田正志さん