青森県産ニンニクを100%使った「ニンニクコーヒー」の販売が13日、青森市の複合施設「A—FACTORY」(エー・ファクトリー)で始まった。製造したのは、南部町のテクノ焙煎(ばいせん)工房オーナー下平米紀智(よきとも)さん(73)。コーヒー豆は使わず、自社工房でニンニクだけを焙煎したドリップタイプ。下平さんは「カフェインが入っていないので、深夜の一杯にもお勧め」と話している。 下平さんによると、考案のきっかけは33年前。八戸市内で喫茶店を経営していた際、焼いていたステーキから目を離すとスライスしたニンニクが黒焦げになった。試しにコーヒーカップに入れて砕き、湯を注ぐとコーヒーに近い味わいだったという。 商品版は、湯を注ぐと豊かな香りが広がり、飲んだ後でも口臭が残らない。同コーヒーは、県や21あおもり産業総合支援センターが商品企画から販売方針決定までを支援。県知財総合支援窓口のサポートで特許も取得した。出願した2012年3月から20年間にわたって特許権を持つ。 同日、青森市柳川で県特産品などを扱うA—FACTORYで開かれた試飲発表会では、一般客ら約20人に振る舞われ、好評だった。下平さんは「牛乳との相性も良く、カフェオレでもおいしい」とPRしていた。 ニンニクコーヒーは1パック324円(税込み)。試飲販売会は15日までA—FACTORYで開かれている。【写真説明】ニンニクコーヒーを考案した下平米紀智さん=13日、青森市