最新シングル『ヨシ子さん』では、まさに桑田流ポップスの新境地ともいえる挑戦的なサウンドアプローチと、最先端をいくリズムが、そのインパクトのあるタイトルと相俟って、全国に「ヨシ子さん旋風」を巻き起こしたことが記憶に新しい。そのあまりの先進性に、世の中が呆気にとられた後に続く、新たな作品が桑田佳祐から届いた。新曲のタイトルは『君への手紙』。“手紙”にちなんで11月23日、“いいふみの日”に発売されることが決定した。

『君への手紙』は、生ギター一本で始まるものの、60’s風のビートポップ・フレイバーがそのメロディに漂う、クールでスイートなロッカ・バラードとなっている。その、独白のようでいて、大切な友へと語りかけるようなメロディとメッセージが、やがてサビへとエモーショナルに昇華し、気づけば心の奥底にまでしみわたる、そんな感動的な作品である。

この作品が生まれた経緯を桑田はこのように語る。
「映画『金メダル男』の主題歌として書き下ろしました。監督であるウッチャン(内村光良)から手紙でオファーをもらったんです。だからあらすじをなぞったりするのではなく、“僕はこの映画を観て、こう感じましたよ”と “返事の手紙”を書くように作りました。手紙の書き方って、時候の挨拶から始めようと、そのあと筆がどこへ逸れようと自由じゃないですか?だから自然と、湧き上がるがままに書き連ねることで生まれた曲ですね」

“湧き上がるがまま”に生まれたことで、『君への手紙』は、桑田が常日頃、人を、友情を大切に思う気持ちが素直に音源化された曲とも言えるだろう。さらに映画とのシンクロを桑田佳祐は語る。
「映画とは程良い距離感で作っていたつもりが、気付けば最後にはどちらも同じゴールを目指していた。映画の主人公は、挫折してもチャレンジし続ける。挫折した後の孤独は僕にも経験があったし、だからこそ夢に向かう人にガンバレと言いたくなった」

だからこそ歌詞の“立ち止まることもいい”、“振り向けば道がある”という、ともすれば恩着せがましさが感じられるフレーズも、すんなりと心に響いている。そしてサビで切々と歌い上げられるのが“Brother, sister, mother & father”というフレーズだ。
「人はひとりでは生きられない。それが人生じゃないかなぁと思うんですよ。そりゃ“オレはなんでも出来るんだ”と、若い頃は思うものだけれど、結局は自分のこれまでを振り返っても、周りの大勢の人達に助けられてこそのものだろうしね」
秋から冬の足音が聞こえて来る季節ゆえ、胸に染み入る歌詞とメロディは、風のようにより一層の切ない味わいを心に運んでくる。2016年・初冬、桑田佳祐の名曲の歴史に新たな一曲が加わることになる。

Newシングル『君への手紙』の初回限定盤は、その名の通り“君への手紙”仕様。
なんとファンのみなさんへ宛てた桑田佳祐直筆による手紙が、特別に入るというのだから、これはファン必携!さらにCDとともに、歌詞が書かれた便箋や切手風のステッカーなどが封筒に封入されるという、まるであなたのもとへ届けられたレターセットかのようなスペシャルパッケージになるとのことで、ぜひ期待しよう。

また、Newシングル発売決定とともに、同時に発表されたのが年越しライブ開催。ソロとしては、2012年以来4年ぶりとなる恒例横浜アリーナでの年越しライブ。タイトルは、“桑田佳祐 年越しライブ2016「ヨシ子さんへの手紙 〜悪戯な年の瀬〜」 ”に決定。タイトル中に、『ヨシ子さん』、『君への手紙』、『悪戯されて』と、今年次々と発表された新曲のタイトルが盛り込まれていることからもわかるように、2016年の桑田佳祐の精力的な活動を、改めて体感することができる、充実のライブになることだろう。

今年3月26日に、自身のラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を宮城県女川町から生放送し、地元のお客さん50人を前にライブを行うというサプライズがあったが、実質的には桑田がステージに立ってライブ公演を行うのは、昨年8月17日、18日、日本武道館で行われた、サザンオールスターズの全国ツアー「おいしい葡萄の旅」追加公演以来約1年4か月ぶりのこと。文字通り、“待望の”ライブである。
例年通り12月27日、28日、30日、31日の4日間にわたって開催されるが、いつものように即日完売のプレミアムチケットになること間違いなしである。

4日間公演の最終日は、文字通り会場が一体となって年を越すカウントダウン公演となるが、このメモリアルなステージを、現地に来られないファンの方々とも一緒に盛り上がるために、全国12都市でライブ・ビューイングが開催されることも同時決定した。ライブには行きたいが、年末年始でどうしても横浜には行けない、という人のためにはうってつけのライブ・ビューイング企画。ぜひ、それぞれの地元で年越しライブの興奮を味わっていただきたい。このライブ・ビューイングについては、Newシングル『君への手紙』初回限定盤のみの“年越しライブお楽しみ特典!”として参加応募券が封入されることになっている。ぜひとも『君への手紙』を存分に聴き込んでから、ライブなり、ライブ・ビューイングなりに参加したいところだ。

本日より、『君への手紙』シングルスペシャルサイトがオープンし、YOUTUBEではスペシャルショートムービーも公開された。そちらも楽しみながら、さらなる続報を待つとしよう。