大原櫻子が自身最大規模となる約4万6千人動員の全国ツアー「大原櫻子 CONCERT TOUR 2016 〜CARVIVAL〜」ファイナルを日本武道館にて開催した。

初の紅白歌合戦出場後に20歳を迎え、1年3ヶ月ぶりとなる2枚目のアルバム『V(ビバ)』がオリコンウィークリーチャートで3位を獲得。女優としてもフジテレビ系月9ドラマ「好きな人がいること」に出演するなど大活躍をする彼女。

全会場ソールドアウトとなった今ツアー、歌手としての大原櫻子が存分に楽しめる公演となった。とんでもない加速度で人気を高め、ついに日本武道館にまでたどり着いた大原。この日も、超満員の約9000人、2日間合計18000人のファンを集めた。

『大好き』『真夏の太陽』『瞳』などのヒットシングルを中心に披露。時にはギターを掻き鳴らし、ピアノの弾き語りを見せ、そして元気いっぱいにダンスをしファンを楽しませた。

暗転と同時に会場はファンのサイリウムで「櫻」色のピンクに染まり幻想的な空間を彩る。『ステップ』から始まったライブは本編17曲、アンコール4曲を熱唱。『トレモロレイン』では傘を使ったダンス、『メロディー』を歌い終わった後そのままダンサーとともに本格的なダンスを披露するなど、この武道館ではとにかく踊った大原。

いままでも、エレキギターやピアノなどツアーの度に色々なことに挑戦してきたと話す大原、今回の挑戦はダンス。その集大成として、この日の武道館でもダンスがメインの構成となっている。「熱い、わたしもう駄目」と終盤、若干お疲れの大原だが、アンコール一曲目の『のり巻きおにぎり』では超満員のファンと一緒に「わたしが振り付けをして楽しんでいる」という「おにぎりダンス」を踊る。

そして、「今日はファイナルということで大切な曲を、これまでツアーでやっていなかった曲です」と特別な楽曲として『ちっぽけな愛のうた』をこの日の武道館へ駆けつけたファンへプレゼントした。

進化を続ける大原櫻子、女優としてはもちろんだが、歌手としては、歌唱力もデビュー当時より伸びやかで力強くなり表現力が増している。弾ける楽器は、アコギ、エレキギター、ピアノと幅広く、そして今回大々的にチャレンジしたダンスもキレがよく才能を見せつけた。

エンターテイナーとして、なんでも出来てしまう大原櫻子だが「3年前のわたしには想像もつきませんでした」と話し、今の自分があるのはスタッフ、そしてファンのおかげだとまっすぐな目で言える。

最後の一曲『明日も』は歌い出しをファンとともに歌い、満面の笑顔で記念すべき武道館公演を終了させた。大原が何でも出来てしまうのは、きっとファンの笑顔が見たいから頑張れるのだろう。この日の武道館で、改めて大原櫻子とファンの強い絆を見た気がした。

撮影/川嶋謙吾(田中聖太郎写真事務所)