TRUSTRICKが10月26日にリリースするニューアルバム『TRICK』からリード・トラック『I wish you were here.』のミュージック・ビデオがオフィシャルサイトにて公開された。

「深海」を思わせる空間に1台のピアノ。そこは海に沈んでしまったかつての町なのか?二人は生きているのか、いないのか。ギリシャ神話のセイレーンも想起させる精霊のような純白ドレス姿の神田、その薬指に結ばれた赤い糸、水中で手足に絡みつく蔦、遺影を思わせる自身のポートレート(『beloved E.P.』時の写真より)などのモチーフが「遂げられなかった想い」を想像させる幻想的な内容に。

2015年1月のシングル『FLYING FAFNIR』以降全てのTRUSTRICKのジャケット・デザインを手掛ける松田剛(quia)氏が、TRUSTRICKのMVとしては初めて監督としてメガホンを取った作品。特に神田の水中撮影カットが印象的だが、「どの瞬間を切り取っても絵はがきのように美しくてはかない」MVに仕上がったとのこと。

MVの撮影日は8月末日。演奏シーンと水中シーンに分けてそれぞれ都内スタジオにて撮影された。「今回Billyにはピアノを弾いてほしい」という神田のアイデアで、演奏シーンでは初めてギタリストのBillyがピアノ演奏に臨んだ。Billyいわく「逆に本職(ギター)の時よりも気分的にはリラックスしてやれました」とのこと。

水中撮影シーンは神田のみ参加。インストラクターからのレクチャーを受け「息を吐ききって体内から空気を無くしてから潜らないと体は深く沈んでいかない」というコツを体で掴むまでトライが続いた。撮影に使われた水深5mのプールは温水仕様ではあったが、セッティングの待ち時間も水中から出てしまうと逆に体温を奪われてしまうということで、撮影中はずっと水中に入り通し。水中での撮影は実に5時間以上に及んだ。特にラストに撮影した、蔦を体に絡ませたシーンは「体ごと水中に引き寄せられる感覚」で、肉体的な疲労も相まって、「正直ちょっと死を意識しました」とのことであった。

『I wish you were here.』のMVおよび、美麗な映像と裏腹に壮絶となった現場での神田の奮闘の様子を収めたメイキング映像は『TRICK』Type-AのDVDにも収録されるので、是非チェックしてほしい。

またオフィシャルサイトの方ではアルバム『TRICK』の全曲ダイジェスト試聴もスタートした。前作『TRUST』以降にリリースされた4枚のE.P.表題曲(「未来形Answer」「beloved」「innocent promise」「Recall THE END」)を含む全15曲、SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)がバイオリン演奏で参加した前出の『I wish you were here.』、ゲスト・ヴォーカルとしてchelly (EGOIST)が参加したタイトル・トラックの『TRICK』など聴きどころも満載な内容となっている。26日のリリースまで待てないという人は是非こちらで、大作となったアルバムの片鱗をいち早くチェック!だ。

TRUSTRICKはニューアルバムのリリースに伴い、11月26日(土)仙台darwinを皮切りに12月17日(土)東京・中野サンプラザホールまで、全国5大都市で行われるツアー「TRUSTRICK TRICK TOUR 2016」を開催する。現在はツアーに先駆けて各地でリリースイベントを実施中なので、是非この機会に生の彼らの魅力に触れてほしい。