12月に全国7都市で繰り広げる歌手・中森明菜の7年ぶり”復活ディナーショー”に追加公演が決まった。各会場のチケットが即日完売するほどの評判だったことから急遽、東京、大阪、名古屋で追加公演が行われることになった。

ファンからの熱い声援に明菜も「ステージで精一杯応えたい」と意欲を見せている。また、ショー開催に合わせて制作を進めて来たカバーアルバムとクリスマス版アナログ・レコードの内容も決まった。2016年の年末は全国各地で明菜旋風が巻き起こりそうだ。

明菜は、10年秋にストレスによる免疫力低下で体調を崩し、その暮れに予定していたディナーショーを中止した。「明菜にとってディナーショーは年末の恒例となっていただけに苦渋の選択だった」と関係者は振り返る。

その後、2年前の14年の暮れの「紅白」で歌手復帰、アルバム制作に重点を置く活動で体調を整え、本格的な復帰を目指してきた。その中で今回、当時、中止したディナーショーから復活することになった。来年の35周年を控え「明菜ならではの拘り。6年前に遡ってファンに元気な姿を見せたかったのかもしれません」(関係者)。明菜自身の気持ちの中ではファンとの間にできた「7年間の空白」を埋めるのは「一度は中止したディナーショーが最高の場」だと思ったのかもしれない。

”復活ディナーショー”は、12月4日のヒルトン東京お台場を皮切りに12月24日の千葉・ホテルニューオータニ幕張まで長野、滋賀、横浜など全国7都市で行われるが、43000円から45000円のチケットは発売と同時に即日完売した。しかも、ホテルや事務所には連日のように問い合わせが殺到しており、検討を重ねた結果「追加公演が決定した」という。追加公演は、12月16日の東京・ヒルトンお台場の他、本公演後の26日にウェスティンナゴヤキャッスル、さらに29日にハイアットリージェンシー大阪の3会場。

7年ぶりのステージ復帰だけに、周囲は明菜の体調も考慮したそうだが、最終的には明菜自ら「一人でも多くのファンにステージで恩返ししたい」と決断したという。

一方、今回のステージ復帰に合わせ11月30日にはカバーアルバム『Belie』を発売する。70年から00年代にかけて、多くの人々の心の中でビートを奏でたポップ・ロックのナンバーの中から明菜自ら選りすぐり、まったく新しいロックミュージックを創り出す。「歌姫・中森明菜の神秘的な色気が漂い、情感豊かに表現されている」。収録曲は『ステキな恋の忘れ方』『限界LOVERS』『サウダージ』『たしかなこと』など全10曲。

また、12月21日に発売するCD&アナログ・カバーアルバム『Belie+Vampire』は、完全生産限定のクリスマス版となる。『どうにもとまらない』『あゝ無情』『宿無し』『セクシャルバイオレットNo1』『ダンシングオールナイト』『気絶するほど悩ましい』などが収録され、異色のロックアルバムになる。こちらは「原盤の音を忠実に明菜が再現したハイクオリティーなアルバム」という。