「センター」争いが激化しているNMB48。圧倒的な人気を誇る山本彩に変わる「次世代センター」による世代交代が期待される中で、様々なメンバーから「センター取り発言」が行われている。今回は、NMB48メンバーの中でも特に「センター」に対して独自の理論を持つメンバーに話を聞いた。

一人目は、城恵理子。かつて、「ポスト前田敦子」と言われ山本彩越えを期待されながらも卒業。その後、復帰を果たした彼女が考える、センターとは?

−渡辺美優紀さんの卒業を迎えNMB48の現状はどうですか?


美優紀さんが卒業したことでみんなの闘争心が「すごく」なったと思います。彩さんがいなかったコンサートでも、「センターになりたい」とか「選抜メンバーに入りたい」という発言が多かったり、それは、美優紀さんが抜けたことで、選抜のポジションが一つ空くわけじゃないですか…だから、メンバーは希望が見えたと思います。

−意地悪な言い方をすれば、渡辺さんが卒業をしなければ希望は見えていなかった?


うーん、手に負えなかったという感じでした。追いつけないわけじゃないと思うんですけど…みんな諦めていたわけではないけど、自分を出し切れていなかったメンバーもいたと思います。なんやろ、選抜の常連メンバーで入るのが、前にいるのが当たり前で抜けることは絶対にないから…。

−特に選抜に入れるか入れないかのボーダーラインのメンバーにとっては大きな存在だった?


そうです、うん。

−実際に、城さんも現在は選抜に選ばれたり選ばれなかったりですもんね。


はい、抜けたってことは一人ずつ序列が上がるじゃないですか。そこの順番が回ってくることは自分にとっては大きなチャンスだと思いました。

−「NMB48 コンサート2016 Summer〜いつまで山本彩に頼るのか?〜」では、涙ながらにセンターへの想いを話しました。


そうなんです(笑)、緊張してしまって本番になって、ほんまに言うかどうかギリギリまで迷っていて…でも、言わないと後悔すると思って頑張って言いました。

−あの場で言ったことに意味はありましたか?


どうなんやろ…意味は、あったと思います。全員のメンバーにあの場所で言えるチャンスが回ってくるわけではないので、言うならいまやな、と思いました。

−その後のブログで「色んな意見があると思うしなんで城が?って感じる人もいたと思います」と書いてます。


ファンの方全員に受け入れられるって難しいじゃないですか。全員に認められなくても、自分は自分やから。言葉にして伝えるのがいままでは苦手だったんですけど、前の日くらいに取材があって、木下百花ちゃんから言われたことで言葉が突き刺さってきて、自分弱いなあって思って、ここで負けてたら自分も悔しいし、チャンスを貰えなかったメンバーのためにもちゃんとしないといけないと思いました。

−自分に自信がないですか?


全く無いです、でも最近つき始めました。

−キッカケは?


キッカケは、チームメンバーです。最近になって「ここにだって天使はいる公演」でセンターを任されることが多くて…実は、初日のときにわたし、センターが嫌だったんです。そのときに、一期生の岸野里香さんや吉田朱里さんは「城がセンターでええねん」って言ってくれて、何でですか?って聞いたら「頑張っているのも知っているし、城はセンターが似合っている」って言ってくれて。そんな言葉って、後輩に向かって簡単に言えないと思うんですよ。だから、その言葉に自分が引っ張らないと、と思いました。気持ちで負けたらあかん、パフォーマンスでメンバーを引っ張ってわたしがセンターやと、胸を張って出られました。

−自信がない、っていうのが、デビューしたての頃の城さんからは考えられないですね。


復帰してからですね、自信がないって思うようになったのは。入ってきたのは12歳くらいの頃で、「これやって」って言われたことをやって出来なくても仕方ないなで終わっていたんです。でも、いまは「なんで出来んかったん?」って言われたら、全部自分のせいやなって思うようになりました。でも、自信がなくてそう思ってしまうのって、わたしは悪いことではないなと思っています。

−城さんは、ファンからの批判の声も気になってしまうんですよね?


そうですね…、でも、そういう意見っていうのは、自分にとって何かに変わると思うんです。改善すればいい話じゃないですか。一つ一つ意見をまともに受け取っていたらキリがないけど、足りない部分を教えてくれるっていうのがアンチじゃないですか。だから、自分のためやな、と思っています。メンバーからも「アンチが増えているってことは、人気が出ている証拠やで」と言われています。

−城さんは、あの秋元康総合プロデューサーからも期待されるコメントを受け人気が急上昇していたときに、学業優先で卒業しました。そしてその後に復帰となりましたが、復帰に対しての後ろめたさもあったと聞きます。


もう、後ろめたさしか無くて「何で復帰したんや?」って話ですよね。でも、辞めてからNMB48の大きさに気づいたし、一度辞めたことには後悔はしていません。辞めたことによって、自分に足りてなかったことも分かったし、NMB48に入ってよかったと思ったし…逆になんで辞めたんやろとも思って、その気持が大きくなって戻ったんですけど。でも、初めは怖さしかなかったですね。大阪城ホールで復帰の発表をしたんですけど、その場では「恵理子〜」って声援は頂けたんですよ。その後は色んな意見が飛び交ってきて、メンタルはズタズタでしたね。

−その頃って相談できるメンバーはいなかったんですか?


人に相談するのが苦手で、自分でなんとかしなきゃってタイプで、全然出来ませんでした。

−城さんって、復帰に関してしっかりとファンに説明できていたと思いますか?


復帰した頃は、何を言っても「言い訳やろ」って見られたと思ってキチンと言えてなかったと思います。でもいま思うと説明が足りなかったなってメッチャ思います。それでいまも、「何で戻ってきたん?」って言われることもあるんです。なんやろ…戻ってきたタイミングも悪いし、戻ってきかたも悪かったと思うし。4年間くらい研究生が頑張っていたなかで、わたしが研究生で復帰していきなりセンターになって、自分でも「いきなりそこ?」と思ったし、ファンの方も腹が立ったと思います。でも、少しずつ努力していることを知って頂けていると思うので、最近では胸を張ってしっかりとセンターが出来ていると思ってきています。