音楽鑑賞のツールとしての一面もあるスマートフォンやタブレット。その楽しみ方の幅を広げる便利な存在が、電源不要のスピーカーだ。これさえあれば、いつでもどこでも、より良い音色と大きめの音量で曲を楽しめる。今回紹介するビートソニックの「スマートホルン.タブ」は、天然木材を使用した製品。臨場感あるサウンドだけでなくデザインも魅力的だ。

木工作家の早川氏が一つひとつ丁寧に製作


電源不要の木製スピーカー「スマートホルン.タブ」は、ビートソニックが2016年8月に発売。スマートフォンやタブレットを置くだけでよい簡単な仕組みで、場所を選ばずに音楽を良い音色で聴くことができる。


このスピーカーを発案し、一つひとつ丁寧に製作しているのは、岐阜県中津川市付知町に工房を構える木工作家の早川直彦氏。より良い音色を出すために、早川氏は素材として、国産の樹齢150年を越える貴重な栗の木を選択。山深い天然の森でしか伐採できない樹齢150年以上の栗の木は、音色を決める木材の空洞が均一に入っているのが特徴で、歪みのない安定した優しい音を響かせることができる。


さらに、栗の木の美しい木目や柔らかな風合といった特徴も活かし、「スマートホルン.タブ」は音以外の魅力もあふれた製品に仕上げられている。


工夫を凝らした形状によって臨場感ある音色が広がる


「スマートホルン.タブ」の曲線を描いた独特の形状は、その名の通り、楽器のホルンをイメージ。全体的に音が広がるよう、何度も手を加えて完成したものだ。


初代の「スマートホルン」(現在は販売終了)は2013年に発売されているが、今回改良された点のひとつが、スマートフォンに加えて、iPadなどのタブレットも容易に挿し込めるようになったこと。スリットを広く設計するとともに、底面には台を装着しており、安定した姿勢で使用することができる。


また、タブレットやスマートフォンを支えるために、内部にはブリッジが設けられている。このブリッジは、タブレットなどの小型スピーカーから出た音を真ん中から伝導させることで、木材が生み出す自然な音を広げる役割も果たしている。

なお、スマートフォン、タブレットのなかでも特にiPhoneとiPadに合わせた造りになっているが、その他の機種の場合は、スピーカーが真下にあるものが適している。また、充電ケーブル用のホールもあるので、スマートフォンなどを充電しながらの音楽鑑賞も可能だ。


厳選された素材と工夫を凝らした形状によって、「スマートホルン.タブ」内部を経た音は、まるで楽器のような臨場感あふれるサウンドとなって外へ広がっていく。ビートソニックの堀内氏によると、特に相性がよい音楽ジャンルは、フリージャズやクラシック。管楽器や弦楽器を使った曲がお勧めだそうだ。

電源を必要としないため、自宅の書斎やリビング、ダイニング、さらには旅先など、どんな場所でも素敵な音色を満喫できるこのスピーカー。天然木なので直射日光に気をつける必要はあるが、もちろん屋外でも使用可能だ。お気に入りの場所で、優しく響くお気に入りの音楽に聴き入る。そんな贅沢な時間をこの「スマートホルン.タブ」で手軽に作りだしてはいかがだろうか。