責任ある仕事をこなすうちに溜まる疲労やストレスで、心身ともガチガチな状態になりがちな40代男性。しかし、ストレッチや整体の施術を受ける時間をつくるのが難しいという人も多いだろう。そこで試してほしいのが、簡単な姿勢を維持するだけでよい、心身の癒しを目的とする「リストラティブ・ヨガ」だ。疲労回復、ストレス解消のほか、安眠など様々な効果が期待できるという。具体的な実践法を、ヨガインストラクターの鈴木裕子さんに聞いた。


今回のアドバイザー
ヨガインストラクター
鈴木裕子さん


リストラティブヨガインストラクター。体と心の健康をテーマにしたサロン「整体&ヨガsova」を運営。リストラティブ・ヨガのマンツーマン・レッスンを実施している。


カラダをゆだねて、ひとつのポーズを長めにとることで、心身をリラックスさせるリストラティブ・ヨガ


鈴木さん「スタジオやジムなどで行われている一般的なヨガが、立位や座位などを繰り返しながらアグレッシブなポーズをとるのに対し、ほとんど横になった状態で、ひとつずつのポーズを長めにとるのがリストラティブ・ヨガの特徴です。

一般的なヨガは、ある程度の筋力やバランス力を必要としますが、リストラティブ・ヨガはカラダをクッションなどに預けて行なうので、初心者にもおすすめ。特に、リラックス要素の高いヨガといえるのではないでしょうか。
日ごろ様々なストレスにさらされているビジネスマンの皆さんも、リストラティブ・ヨガで心身をリラックスさせれば、体の緊張がほぐれ安眠効果が期待できるだけでなく、自律神経のバランスを整え集中力をアップさせる効果も期待できるでしょう」


リストラティブ・ヨガの基本ポーズはとてもシンプル。日用品を使って実践可能


鈴木さん「ここで、リストラティブ・ヨガの基本的なポーズをご紹介しましょう。まず、首の下に枕やクッションを敷き、膝裏の下にも大きいクッション(ボルスター)を敷いてから、仰向けで両手をやや広げたまま、肩の力を抜き仰向けに寝てください。このポーズを20分間続けましょう。光を遮るためにアイピローやタオルを目の上に載せるとさらに効果的です。

ポイントは喉や顎、お腹に力を入れず、楽な状態を意識すること。呼吸もなるべくゆっくりと、鼻で吸ってから、体内の余分な力を排出するようなイメージで鼻から吐き出してください。

徐々にリラックスモードになってくると、副交感神経が優位になりそのまま眠ってしまうこともあります。体を冷やさないように、ポーズをとる際にはあらかじめブランケットなどをかけておくといいでしょう」


無理に続けるのはNG。あくまでもリラックスを目的として、できる範囲で


鈴木さん「専用のボルスターを用意すれば、より快適に実践できますが、家にあるクッションを使用してもOK。時間がない場合は、5分程度の実践でも効果を実感することができるはずです。

あくまでも体をリラックスさせるのが目的ですから、無理は禁物。ポーズをとったときに痛みや不快感を得るようでしたら、すぐに止めてください」


最後にアドバイザーからひと言


「頑張りすぎて心身に溜めこんだ緊張を、しっかりほぐしましょう」