フルモデルチェンジを受けて3代目となり、2015年10月に日本上陸を果たしたメルセデス生まれのコンパクトカー「smart(スマート)」。後席を廃して2人乗りとした潔いほどコンパクトなスマートは、1998年のデビュー以来、全世界で150万台以上、日本でも3万台以上販売されているモデルだ。とくに、富裕層の奥様用セカンドカーとして人気が高い。これまではノンターボのみのラインナップだったが、満を持してターボモデルが追加された。

メルセデス・ベンツ「Sクラス」のスペースに2台収まるコンパクトカー「スマート」


スマートは、最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したシティコンパクトカーだ。メルセデス・ベンツ「Sクラス」の駐車スペースに2台が収まる「小ささ」。それが開発当初のコンセプトだったという。

実際、スマートの全長は、2乗り仕様の「fortwo(フォーツー)」が約2.76m、4人乗りの「forfour(フォーフォー)」は3.55m。フォーツーの最小回転半径は、乗用車のなかでもっとも小さい3.3mだ。駐車場が小さい都心部、また道幅が狭い道路でも、Uターンなどを簡単に行うことができる。

ノンターボモデルは、フォーツー、フォーフォーともに52ps(71kW)を発生する1.0Lの3気筒自然吸気エンジンを搭載。一方、追加されたターボモデルは、最高出力90ps(66kW)、最大トルクは135Nm(13.8kgm)にパワーアップした。とはいえ、フォーフォーのJC08モード燃費は22.0km/Lと、ノンターボモデルの22.3km/Lに近い数値を示し、従来と同レベルの燃費を維持している。

ターボエンジン搭載のラインナップは、2シーターの限定モデル「フォーツー ターボ マット リミテッド」、2シーターオープンの限定モデル「フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」、そしてカタログモデルの「フォーフォー ターボ」。3モデルともに、本革シート、レブカウンター、スポーツステアリングホイール、パドルシフト、スポーツペダルなどを装備し、スポーティさに加えて上質さも演出している(下の写真は本国仕様)。







おしゃれさと取り回しに加え、スポーティな走りも愉しめるスマートのターボモデル


限定導入のフォーツー2モデルには、それぞれスマートらしいボディカラーが組み合わされる。

「フォーツー ターボ マット リミテッド」のボディカラーは、「チタニアグレーマット×ブラック」(メイン写真)、「ムーンホワイトマット×ブラック」の2種類で、その名の通り、マットな質感のペイントが施された。どちらも台数は40台。

「フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」のボディカラーは、「クリスタルホワイト×シルバー」「ラリーレッド×シルバー」「ディープブラック×シルバー」「イエロー×シルバー」の4タイプで、こちらは各色50台だ。







「フォーフォー ターボ」には、従来通りの8タイプのボディカラーが設定されるが、ブラックペイントの16インチホイールによって、精悍なスタイリングが演出された。価格は「フォーツー ターボ マット リミテッド」が241万円、「フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」は248万円、「フォーフォー ターボ」が256万円となっている。


おしゃれな見た目と取り回しのよさばかりが注目されがちなスマートだが、ターボモデルの導入により、スポーティな走りも愉しめるようになった。普段は奥様用のセカンドカーとして使い、休日にはミニマムな装備を携えて近場にドライブに出かける。ターボモデルのスマートはこんな使い方もできそうだ。