1743年に創業された世界有数のシャンパンメゾン「モエ・エ・シャンドン」。伝統を守りつつ、革新的なスタイルを創造し続けるメゾンとして、これまでにも氷を入れて楽しむ夏季限定の「アイス アンペリアル」、天候に恵まれて抜群に品質の良いブドウが育った年に、その年のワインだけを使用して造られるシャンパン「グラン ヴィンテージ」といった新たな試みで作られたシャンパンをリリースしている。そして2016年9月「メゾン独自のスタイルを進化させた究極の作品」というウルトラ プレミアム キュヴェ「MCIII」(エムシースリー)が発売となった。

3つの異なる製法で作られたワインがひとつに


フランスのシャンパーニュ地方で生産されたピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネだけを使用するといったブドウの品種や栽培に関する規定と、定められた製法で作られたものだけが名乗ることができる「シャンパン」。収穫されたブドウを絞った果汁を発酵させて熟成したものと、リザーブされていたワインなどを混ぜる「アサンブラージュ」を経て瓶詰めされ、さらに瓶内で熟成させるという「瓶内二次発酵」がスパークリングワインとの製法の違いで、この二度目の発酵・熟成によってあのグラスを立ち上る泡が作られる。この最初の熟成の際に使われるのが伝統的な木樽、もしくは現代的なステンレススチール製のタンクであり、二度目の熟成は瓶の中で行われる。

「MCIII」は、モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)の頭文字である「MC」、そして3を表すローマ数字の「III」から名付けられたシャンパンだ。この「III」は、木樽を表す「ウッド」、ステンレススチール製タンクの「メタル」、ボトルの「ガラス」という3つの環境で作られたワインをひとつに融合した、三位一体のシャンパンであることを表している。



美しい多面性と調和が味わえる唯一無二のシャンパン


モエ・エ・シャンドンの醸造最高責任者であるブノワ・ゴエズ氏は「MCIII」についてこう語っている。

「『MCIII』はウ?ィンテージ シャンパンで構成されたマルチ ウ?ィンテージ シャンパンです。先駆的で大胆、革新的に融合されており、美しい多面性を持っているのに調和がとれている。モエ・エ・シャンドンにとって、 新たな種類の、唯一無二のシャンパンです。今までにないラグジュアリーな商品を世界にお届けできることをうれしく思います」



マルチ ヴィンテージとは、出来の良い単年のブドウだけで構成されるヴィンテージに対し、年にこだわらず、素晴らしいヴィンテージをアサンブラージュしたシャンパンのことだ。

MCIIIにはステンレススチール製タンクで発酵・熟成した2003年収穫のシャルドネとピノ・ノワール、そして大型のオークカスクで熟成した後にステンレススチール製タンクで貯蔵した1998、2000、2002年のグラン ヴィンテージ コレクションのリザーブワイン、さらに1993、1998、1999年のグラン ヴィンテージ コレクションからのヴィンテージ シャンパンを瓶内で熟成したものが使われている。



またMCIIIは、キャップ部分とボトル底に光るプレートが「メタル」、ボトルを包むコフレボックスは「ウッド」、ボトルの「ガラス」と、ボトルデザインにも3つの要素を取り入れたラグジュアリーな仕上がりとなっている。希望小売価格は58,000円(税抜)。270年以上の伝統と新しい時代への挑戦が生み出した、高い次元で調和した複雑で深い味わいと、馥郁たるアロマを満喫してほしい。