2016年11月に、新商業施設「中目黒高架下」のオープンを控えた、この秋注目のエリア・中目黒。初出店の店も多く、トレンドに敏感な男なら、すでにリサーチ済みかもしれない。しかし、業界人も数多く集まるこの大人の遊び場に高級中華料理店でしか提供されない北京ダックの専門店があることはご存じだろうか? 春には桜が咲き乱れる目黒川沿いに建つのがその店、「北京ダックモンスター」だ。怪物も唸る絶品の一皿を食べずして、中目黒は語れない。

卵から管理して育てられた最高級ダック


中目黒駅から徒歩5分ほど。目黒川沿いを散策していると、シックな雰囲気の中華ダイニング「北京ダックモンスター」が姿を現す。高級料理の北京ダックが気軽に楽しめると評判の店だ。チャイニーズ・ニューヨークをテーマにした店内はハイチェア、ハイテーブルを配し、店先にはテラス席も設けている。厨房はライブ感あふれるオープンキッチンスタイルで、スタイリッシュな雰囲気。開放的な空間に木製のテーブルが温かみを添え、実に居心地がいい。


まずオーダーしたいのは、看板メニューの「北京ダック」(2人前3240円)。多い時で1日20羽ほど提供しているのだという。最高級たる所以は、その素材にあり。数ある食用ダックの中から、北京ダックに最適な種類をセレクト。さらに、玉子から管理して育てられたダックを厳選しているのだとか。その質の良さを物語っているのが、きれいな網目。じっくり丁寧に油をかけて調理することで、脂の旨みや香ばしさ、独特の食感を引き出している。


真っ白な綿あめの山に鎮座する、琥珀色の一枚


香ばしい香りが漂い、運ばれてきたその一皿を見たら、まず感嘆の声が上がることは間違いない。高く積まれた真っ白で柔らかな山の上に、一口大にそぎ切りにされた琥珀色の北京ダックが鎮座する。この土台の正体は、なんと綿あめ。「本場中国では、薬味のひとつとしてザラメが添えられることから発想を得た」のだという。


こちらのメニューは、北京ダックを包む餅皮・カオヤーピン(8枚)と、キュウリ、ネギなどの薬味、2種の特製ソース付き。まずは、無駄な味付けをせず一枚一枚店で手焼きしたというカオヤーピンを一枚手に取り、そこに北京ダックを、皮を裏にして乗せる。最初に試してほしいのは黒糖とマンゴーを使用したオリジナルの味噌ダレ。これをお好みでかけて、薬味をプラス。具を折りたたむように包んだら、そのままパクリといただこう。カオヤーピンのモチモチの食感、パリッと香ばしく、脂の旨みがあふれ出るダック、タレの自然な甘みがアクセントになって、絶妙な味わいを生む。一枚、また一枚と、思わず手が伸びてしまう。クリーミーでフレッシュなアボカドを丸ごと使用したアボカドソースも、味のバリエーションを生み出すアイテム。「かめ出し紹興酒」(グラス486円、カラフェ1458円)との相性も抜群なので、ちびりちびりと飲みながら、北京ダックを心ゆくまで堪能しよう。


デートにも、忘年会にも使える優秀中華




「北京ダック」のほかにも、20種ほど揃えられたプレート料理が揃う。どれもリーズナブルで、ボリューム満点。ターメリックで香りづけした茹で鶏に自家製の豆板醤やラー油を利かせたピリ辛ソースを添えた「よだれ鶏」(864円)や、四川産豆板醤をはじめ、こだわりの調味料をふんだんに使用した「マーボードウフ」(864円)など、シンプルながら工夫を凝らしたメニューの数々は満腹でもつい追加注文してしまいそうだ。


中でもビール党におすすめしたいのは「北京ダックを身までおいしく食べていただきたい」と、料理長が考案した「北京ダック炒め」(918円)。骨付きのまま、自家製のスパイスで炒めたダックは、肉の旨みと黒コショウのスパイシーな味付けがクセになる。

パクチー女子も喜ぶオリジナルカクテル「パクチーモヒート」(842円)、ハッカクのスパイシーな香りとジンジャエールの辛さがマッチした「モンスターハイボール」(648円)など、オリジナルカクテルは4種。ハッカク、サンザシ、ナツメなどを漬け込んだチャイナサングリア(赤 グラス648円、カラフェ1404円)もあるので、デートで使っても女性に喜ばれるはずだ。大人数でもワイワイと楽しめるため、年末にむけた忘年会の候補にしてもいいかもしれない。