仕事がデキる男の条件に「声」がある。滑舌が良く、ハリのある声で話すと、説得力が倍増し、相手に与える印象も良くなるのだ。自分は、滑舌が悪いから…といって諦めることはない。滑舌が悪くても、話し声が小さくても、訓練すれば良い声を手に入れることは可能だという。公認ボイストレーナーの秋竹朋子さんに話を聞いた。

■今回のアドバイザー
(株)エデュビジョン【ビジヴォ】代表
公認ボイストレーナー
秋竹朋子さん


東京音大ピアノ演奏家コース卒。聖徳大学大学院 音楽研究科卒業。ウィーン国際音楽コンクール及び国内の受賞歴多数。ビジヴォの代表として「声」「話し方」に問題を抱えるビジネスパーソンの指導を実施。音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、日本初「超絶対音感」によるボイストレーニングが話題を呼び、ビジネス各紙からの取材、TV番組にも多数出演。著書に『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』(ダイヤモンド社)。


ビジネスシーンで何故「声」が重要視されるのだろうか?


秋竹さん「ビジネスパーソンの多くは、商談や営業、電話応対、社内外でのコミュニケーションなど、人前で話す機会が多々あると思います。そして、話す上で『声』というツールが非常に重要です。聞き取りやすい・伝わる声というのは、実はビジネスで結果を出すのに大きく作用しています。

例えば、電話応対時の声によって、顧客からの印象は変わります。プレゼンテーションでも同様です。上ずった早口では、落ち着きがなく映り、くぐもった声では、自信がなく映ります。しかし、よく響き渡る、はっきりとした滑舌の声は、聞いていて心地いいですから、自信と信頼感にあふれた印象を与えることができます。同じ内容を話しても、説得力がまるで異なるのです」



30秒のトークでも相手を引き付ける「声」を身に付けることはできるのか?


秋竹さん「ビジネスシーンで目指すべき声の条件として、滑舌が良いことはもちろんですが、場所や状況に合わせ、相手の聞き取りやすい声の大きさや速度を自分でコントロールできることが最も重要です。

言葉が聞き取りやすく、適度なボリュームがあり、よく響く魅力的な声の持ち主の話しには、たった30秒間でも、知らず知らずのうちに引き込まれてしまうはずです。また、そのような人が話している様子を見ていると、仕事がうまくいっている印象を受けます」



ビジネスに役立つ「声」を身に付けるため、もっともオススメなトレーニングとは?


秋竹さん「いい声を出すためには、舌トレーニングが有効です。『あっかんベぇ〜』と、思い切り舌を出し入れする動きを、8回おこないます。次に、上歯と下歯とを噛み合わせたまま、『らりるれろらりるれろらりるれろ』を、5回言います。そのあと、普通に話すだけでかなり発音が良くなり明瞭な滑舌に変わります」


最後にアドバイザーから一言


「私はこれまで3万人以上、250社以上の企業研修をし、ビジネスに特化した声の指導をしていますが、営業成績の良さや収入と声が比例する傾向にあることが断言できます!」