先週末の全米ボックスオフィスは、3本の新作がトップ10にランクインしたが、前週好スタートを切ったイーストウッド監督&トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」が約2160万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。

 同作の10日間の累計興収は約7000万ドル。イーストウッド監督作としては、3億5000万ドル超の興収をあげた大ヒット作「アメリカン・スナイパー」には遠く及ばないが、ハンクス主演作としては13年の「キャプテン・フィリップス」(最終興収約1億700万ドル)を抜くのは確実。最終興収は1億4000万ドル前後になりそう。

 約850万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、99年に大ヒットを記録した低予算POVホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編「ブレア・ウィッチ」。「サプライズ」「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガード監督がタイトルを隠して製作を進めてきたプロジェクトだったが、批評、興収ともに厳しいスタートとなった。

 初登場3位は、レネー・ゼルウィガー主演の代表作「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの第3弾「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」。ブリジットとIT企業社長との新たな恋を描いた新作は、12年前の第2作「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」のOP興収とほぼ同等の数字。前作同様4000万ドル前後の最終興収となりそうだ。共演はコリン・ファース、パトリック・デンプシー、ジム・ブロードベント。メガホンをとったのは「ブリジット・ジョーンズの日記」のシャロン・マグワイア。

 そして、約800万ドルのOP興収で4位デビューとなってしまったのが、今年最大の問題作の一つ「スノーデン」。CIA及びNSA(国家安全保障局)の局員として、米政府による情報収集活動に関わったのちに、NSAの盗聴の実態と手口を内部告発したエドワード・ジョセフ・スノーデン氏の半生を「プラトーン」「JFK」のオスカー監督オリバー・ストーンが映画化。レビューはまずまずだったが、興行的には弱いスタートとなった。タイトルロールにはジョセフ・ゴードン=レビット。共演にシャイリーン・ウッドリー、ザッカリー・クイント、メリッサ・レオ、トム・ウィルキンソン、ニコラス・ケイジ

 今週末は、「七人の侍」を翻案した西部劇の名作「荒野の七人」(60年/ジョン・スタージェス監督)を、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク主演でリメイクした「マグニフィセント・セブン」に、「ネイバーズ」シリーズのニコラス・ストーラー監督らによるアニメ「コウノトリ大作戦!」などが公開となる。