10月25日に開幕する第29回東京国際映画祭で特集される、国際交流基金アジアセンターpresents「CROSSCUT ASIA #03 カラフル! インドネシア」の上映プログラムが発表された。今回は宗教、民族、ジェンダーなど、現代社会が抱える様々な問題を取り上げる。

 東京生まれで、挑発的な題材に取り組み続ける若手監督テディ・スリアアトマジャの最新3部作「ラブリー・マン」(2011)、「タクシードライバー日誌」(13)、「アバウト・ア・ウーマン」(14)がそろって選ばれたほか、一夫多妻制のなかで戸惑いながらも力強く生きる女性を描写した「Emma'マザー」(16)、「ディアナを見つめて」(15)の社会派2作品が上映される。

 一方で、個性の異なる3姉妹の結婚話が快活に展開する「三人姉妹(2016年版)」、若き研修医たちの恋愛コメディ「Cado Cado 研修医のトホホ日記」(16)、1杯の珈琲にすべてを賭けるバリスタコンビの奮闘を描く「珈琲哲學 恋と人生の味わい方(仮題)」(15)といった青春物語も充実。さらに、“インドネシア映画の父”と称されるウスマル・イスマイル監督の名作「戒厳令のあとで」(1954)を、デジタル修復版で上映する貴重な機会も設けられた。

 アジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行う同部門は、今年で設立3年目。各作品の監督や出演者らが来日し、Q&Aセッションやシンポジウムなどを行う予定。第29回東京国際映画祭は、10月25日〜11月3日に東京・六本木ヒルズほか各所で開催される。チケットは、10月15日に発売開始。

 全上映作品は以下の通り。

「アバウト・ア・ウーマン」(テディ・スリアアトマジャ監督)
「タクシードライバー日誌」(テディ・スリアアトマジャ監督)
「ラブリー・マン」(テディ・スリアアトマジャ監督)
「三人姉妹(2016年版)」(ニア・ディナタ監督)
「Cado Cado 研修医のトホホ日記」(イファ・イスファンシャー監督)
「Emma'マザー」(リリ・リザ監督)
「珈琲哲學 恋と人生の味わい方(仮題)」(アンガ・ドゥイマス・サソンコ監督)
「ディアナを見つめて」(カミラ・アンディニ監督)
「舟の上、だれかの妻、だれかの夫」(エドウィン監督)
「フィクション。」(モーリー・スリヤ監督)
「戒厳令のあとで」(ウスマル・イスマイル監督)