有村架純が主演する、来年放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の出演者発表会見が9月26日、東京・渋谷の同局で行われ、沢村一樹木村佳乃、古谷一行、峯田和伸羽田美智子、佐久間由衣ら10人の追加キャストが会見に出席した。

 「ちゅらさん」(2001年前期作品)や「おひさま」(11年前期)といった朝ドラ作品を手がけてきた岡田惠和が脚本を担当する本作は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。高度成長期の真っ只中、集団就職で上京したヒロイン・谷田部みね子が、自らの殻を破って成長していく姿を描く。

 みね子の父・実を沢村、母・美代子を木村、祖父・茂を朝ドラ出演は「虹」以来47年ぶりとなる古谷、叔父・小祝宗男を峯田が担う。朝ドラ初出演の沢村は「世間ではいろんなあだ名をつけられているが、そのイメージを払拭したい。爽やかに、そして爽やかに! 演じられれば」と気合十分。さらに有村との共演については「10代の頃から目をつけていた(笑)。俳優というものに株があるのであれば、買いだなと思って応援していた。こんなに早く父親役で共演させていただきありがたい」と話した。

 一方、「あさが来た」「真田丸」など同局のドラマへの出演が続く木村は「半年間、架純ちゃんを全力で愛して守ろうと思います」「朝ドラ出演は4回目。常にヒロインの方の大変さは間近で見ていて、わかっている。架純ちゃんを支える役割だと思っています」とニッコリ。“両親”の思いを受け、有村も「沢村さんは劇中で出稼ぎに行ってしまうので、なかなかお会いできない。貴重な一緒のシーンを本当の親子のようにみせられたら。楽しみ」「佳乃さんはバラエティ番組でご一緒させていただき、明るくてチャーミングな方だと思った。お母さんにぴったり。本読みでも温かくて、理想のお母さん」と語った。

 このほか、みね子の幼なじみの助川時子を佐久間、角谷三男を泉澤祐希、時子の母を羽田、時子の父を遠山俊也、三男の母を柴田理恵、みね子が通学に使うバスの車掌を松尾諭が演じる。若手キャストはオーディションで選ばれており、男性1149人、女性1293人の応募者から抜てきされた佐久間と泉澤は、「目標の1つだった朝ドラに出演させていただくことになって嬉しいです」(佐久間)、「役をいただいた時、本当に嬉しくて『よっしゃあ!』と声に出した。全力でぶつかっていきます」(泉澤)と喜びを爆発させた。

 さらに有村は、本作への思いを「これから東京編だったり、たくさんのキャストの方との出会いがあると思いますが、皆さんと一緒に一生懸命、最後まで走りきりたいなと思います」と明かす。そして「『とと姉ちゃん』をやっている高畑充希さんと連絡をとって、『大変だと思うけど終わった後に見える景色はすごく美しいよって』って言ってもらった。その一言に頑張ってきた充希の頑張りとか辛さ、苦しみが詰まっている。背中を押されたので、その言葉を励みに頑張りたい」と真っすぐな眼差(まなざ)しで語った。

 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」は17年4月3日から放送開始予定。撮影は、稲刈りといった季節に合わせたシーンは既にスタートしているが、本格的なクラインクインは11月を予定している。