人気俳優のトム・ヒドルストンが、1950年代アメリカで活躍したカントリー歌手ハンク・ウィリアムスを演じた「アイ・ソー・ザ・ライト」の一部本編映像を、映画.comが独占入手した。ヒドルストン扮するハンクが泥酔したままステージで歌う場面を切り取った映像で、ハンクの楽曲を吹き替えなしで歌っているヒドルストンの歌声を確認することができる。

 同作は、29歳の若さで他界するまでのわずか6年間という短い活動期間ながら、後の音楽界に多大な影響を与えたと言われるハンク・ウィリアムスの功績と素顔を描いた伝記ドラマ。愛する女性オードリーと結婚し、2人の息子にも恵まれたハンクの未来は希望に満ちあふれているかのように見えたが、音楽活動が順調になるにつれ、家族との溝が深まる。ハンクはやがて、他の女性やアルコールに逃げ道を求めていく。

 公開された映像は、ハンクが栄光をつかむ前のインディーズ時代のライブシーンだ。アラバマ州の田舎にある小さな居酒屋でパフォーマンスをするハンクを、妻オードリーと母リリーが見守っているのだが、稼いだお金について2人が刺々しく言葉を投げかけ合う様子が見受けられ、女性同士がハンクをめぐっていがみ合うという、天才ミュージシャンには付きものの女性トラブルの一端を垣間見ることができる。

 一方のハンクは、背中の持病からアルコールで気を紛らわす日々を送っており、泥酔したままライブを行っている。そんなハンクを演じるヒドルストンは、吹き替えなしでハンクの楽曲を歌いきっており、歌唱力の高さを証明してみせている。

 「アイ・ソー・ザ・ライト」は10月1日から全国公開。