英作家イアン・マキューアンの小説「初夜(原題:On Chesil Beach)」をシアーシャ・ローナン主演で映画化する新作に、英新進俳優ビリー・ハウルが起用された。

 原作「初夜」は1960年代の英国を舞台に、海辺のホテルで新婚初夜を迎えた若い男女の感情の機微を描いた異色の恋愛小説で、映画ではローナンとハウルが若き夫婦を演じる。「キャロル」(ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラ主演)をプロデュースした、ナンバー9・フィルムズのエリザベス・カールセン&スティーブン・ウーリーが製作。舞台演出家・脚本家で、BBCドラマ「The Hollow Crown(原題)」(トム・ヒドルストン&ベン・ウィショー&ジェレミー・アイアンズ主演)を手がけたドミニク・クックが長編初メガホンをとる。

 ローナンは、マキューアンの小説を映画化した「つぐない」(2007)に出演して13歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、今夏日本公開された「ブルックリン」ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

 相手役に抜てきされたハウルは、ロシアの文豪アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」を映画化する新作でも、ローナンと共演している。ほかに、英作家ジュリアン・バーンズ著「終わりの感覚」をもとにした新作にも出演しており、文芸作品の映画化への出演が続く。