世界初のスプラッタームービーとして知られる「血の祝祭日」(1963)のハーシェル・ゴードン・ルイス監督が9月26日に死去した。享年87歳だった。

 ルイス監督の広報の話では、ルイス監督は就寝中に息を引き取ったようだ。米ハリウッド・レポーター誌などが報じている。

 1926年・米ピッツバーグ出身のルイス監督は、映画館と広告代理店のオーナーを経て、映画製作に進出した。監督初期はデビッド・F・フリードマンのプロデュースでエロティック映画のメガホンをとり、「血の祝祭日」(63)や「2000人の狂人」(64)などでスプラッターホラー、ゴアムービーのジャンルを開拓。「ゴア・ゴア・ガールズ」(72)を最後に監督業から30年ほど離れていたが、02年に「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」で復活した。

 “ゴッドファーザー・オブ・ゴア”としてカルト的な人気を誇り、クエンティン・タランティーノやジョン・ウォーターズロバート・ロドリゲス、ジェームズ・ガンといったジャンル映画の精鋭たちがルイス作品の影響を明かしている。日本では、ルイス監督の半生とスプラッター映画の歴史をを紐解くドキュメンタリー映画「ゴッドファーザー・オブ・ゴア」(11)の公開にあわせ、特集上映「ハーシェル・ゴードン・ルイス映画祭」が開催された。