俳優の吉沢悠と新進女優の増田璃子が主演した映画「ちょき」の予告編が完成。あわせて、主題歌と劇中音楽をシンガー・ソングライターでギタリストのおおはた雄一が担当していることが明らかになり、書き下ろしの主題歌「風を声を聴いた日に」が予告編内で披露された。

 映画は、小さな町の美容師と、盲目の少女の恋を描く。美容室を営む波多野直人(吉沢)と書道教室を営む妻・京子(広澤草)には子どもがおらず、京子は教室に通う問題児・瀬戸サキ(増田)に愛情を注いでいた。それから10年後、京子は他界し、直人の前に高校生になったサキが再び現れる。サキは視力を失い、生きる希望を持てずにいたが、直人と過ごすうちに前向きな心を取り戻し、直人もいつしかサキに好意を抱くようになる。

 メガホンをとった金井純一監督は、おおはたの起用理由について「盲目の少女と美容師が主人公なので、人の手を感じるギターを全編で流したいと思いました」と明かし、主題歌を「とても素晴らしく、エンドロールにも直人とサキが映っているような曲」と大絶賛。「映画にそっと寄り添いながらもおおはた節全開で、1本のギターなのに様々な彩りを映画にあたえてくれました」と仕上がりに大満足の様子だ。

 一方のおおはたは、「すっかり『ちょき』の世界に引き込まれていって、夢中で音楽をつけました」「主題歌を誰の目線で書くか、悩んだのも贅沢な時間でした」と作品に魅了されたと話し、「ここまで劇中の音楽を大切に考えてくださった金井監督に感謝です」とコメントを寄せている。

 予告編は、サキが直人に電話をかけるシーンから始まる。10年ぶりに再会し、無邪気に笑い合って心を通わせていくが、同時にそれぞれの悲しい過去が浮かび上がる。最後には号泣する直人の姿が収められており、2人の恋に訪れる波乱の展開を予感させる仕上がりとなっている。

 「ちょき」は、11月19日に和歌山で先行上映後、12月3日から渋谷HUMAXシネマで期間限定レイトショー公開。