世界40カ国以上で翻訳され、850万部超のベストセラーとなった恋愛小説を映画化した「世界一キライなあなたに」の特別映像が、公開された。人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークや「あと1センチの恋」のサム・クラフリンほか関係者のインタビューや本編映像、メイキング映像で構成されている。

 失業中のルイーザ(クラーク)は、事故の後遺症で車椅子生活を余儀なくされ、イギリス郊外の豪邸に暮らす元実業家ウィル(クラフリン)の介護アルバイトを始める。本音をぶつけ合い、次第に心を通わせていく2人だったが、ウィルのある決断によって2人の関係に亀裂が生じる。

 クラークは、本作を「人生の喜びを見つける物語よ。そして愛の喜びをね」と語りつつ、「観客の予想を裏切る結末が待っているわ」とも。本編シーンも大量に盛り込まれており、体調不良で床に伏せるウィルが、「待って。ここにいて」とルイーザを引き止める姿や、ウィルがルイーザの家を訪ねたり、ルイーザをお気に入りの場所に連れて行くといったロマンチックなシーンだけでなく、ウィルが「6カ月だけは生きると決めたんだ」とルイーザに語りかける切ないシーン、ルイーザの父が「他人は変えられない。愛することだ」と泣きはらした娘に助言を送る姿などが収められている。

 クラフリンは「元気が出る物語と、胸が痛くなる物語の両方を兼ね備えている」とドラマ性の高さに言及。「ルー(ルイーザ)だけが本音を言う。ウィルにまだ情熱があることを知り、彼女はその情熱に火をつけようとするんだ」とキャラクターに寄り添った意見を述べる。

 脚本も手がけた原作者ジョジョ・モイーズは「原作のトーンに忠実に映画化することが重要だった。原作のファンが満足するといいわ」と自信をのぞかせる。本作は全世界で興行収入2億ドルを超えるヒットを記録しており、原作ファンのみならず広く支持を集めているといえる。本作で長編映画監督デビューを果たした舞台演出家テア・シャロックは「物語のシンプルさにひかれたの。2人の恋の行方を見守るのが楽しかった。誰かを深く愛すると人生が変わる」と語っている。

 「世界一キライなあなたに」は、10月1日から全国公開。