遺作となった「ヤンヤン 夏の想い出」で第53回カンヌ映画祭監督賞を受賞した、台湾の鬼才エドワード・ヤン監督の長編第2作「タイペイ・ストーリー」が、11月19〜27日に開催される第17回東京フィルメックスの特別招待作品に選出され、デジタルリマスター版で上映されることが決定した。同バージョンが日本で公開されるのは、これが初となる。

 ホウ・シャオシェン監督と並び1980年代の台湾ニューシネマをけん引し、59歳の若さで生涯を閉じるまで、計7本の長編と1本の短編を発表したヤン監督が、85年に手がけた長編第2作。経済成長によって変容する台北を舞台に、過去にとらわれる男と過去から逃れようとする女の関係を描く。

 ホウ監督が製作、脚本、主演を兼ね、ホウ監督作品の脚本を多数手がけたチュー・ティエンウェンが共同脚本として参加。さらにウー・ニェンツェン、クー・イーチェンといった映画作家たちが俳優として出演しており、台湾ニューシネマの記念碑的な作品となった。またヒロインは、当時のヤン監督の妻であった人気歌手ツァイ・チンが務めた。

 「タイペイ・ストーリー」デジタルリマスター版は、 11月19〜27日開催の第17回東京フィルメックスで公開。