IMDbなどの映画データベースサイトから俳優の年齢や生年月日が削除される可能性が出てきた。このたび、米カリフォルニア州はIMDbなどの俳優の情報を掲載しているデータベースサイトに対して、年齢の削除要請に対応する義務を課す新たな法案(AB1687)を制定したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。

 これは、米俳優組合からの強い要望で実現したもので、ハリウッドで横行する年齢差別を排除する目的があるという。アメリカでは雇用において年齢を理由に排除することが禁じられており、面接で年齢を訊くと法律違反になるほどだ。しかし、IMDbなどのデータベースサイトが生年月日を掲載するようになってから、キャスティング側が俳優の年齢を確認できるようになったため、ある程度の年を過ぎた俳優は面接の機会すら与えられなくなってしまった現実がある。

 米俳優組合のガブリエル・カーテリス会長によれば、年齢差別はある程度の年齢を過ぎた女性に対して顕著であるという。実年齢と演じるキャラクターの年齢は無関係で、「キャラクターとは作りあげるものであり、役者はときにイリュージョンを生み出します」「それが演技というものなんです」とカーテリス会長は言う。

 一方、インターネット業界は、正確な情報を隠すことは言論の自由を脅かすことになりかねないと抗議している。