米CBSの人気長寿シリーズ「クリミナル・マインド/FBI行動分析課」から解雇された、初回からFBI監督特別捜査官アーロン・ホッチナー役で出演していた米俳優トーマス・ギブソンが、米ピープル誌のインタビューで初めて自身の言い分を語った。

 ギブソンは7月下旬、シーズン12のエピソード2を撮影中に、見解の相違からプロデューサー兼脚本家のバージル・ウィリアムズを蹴ったとされ、当初は1〜2話の出演停止という謹慎処分を受けていた。しかしその後の内部調査の結果、制作する米ABCスタジオと米CBSテレビジョンは8月12日、ギブソンを解雇したことを公式に発表した。

 ギブソンは事件について次のように語っている。「遅い時間に撮影している時、あるセリフがそれ以前のセリフと矛盾すると思ったので、バージルにそれを言いに行った。しかし、彼は『このセリフは絶対に必要だ。悪いな』という態度だったので、そのことを別室にいる他のキャストに伝えた。その時、バージルが部屋に入ってきて、僕に向かって歩いてきたんだ。彼がそばを通り過ぎる際に、僕が脚を上げたらそれがバージルの脚に当たる格好になった。僕が動いていなければ、彼がこちらにぶつかっていただろう」

 ギブソンは、「何年もかけて築いた評価も、たった1分で損なわれてしまう」と、今回の件について言及している。ギブソンの解雇を受けて、シーズン7で降板したエミリー・プレンティス役のパジェット・ブリュースターが、レギュラーキャストとして復帰することも決定した。

 一連の展開について、ギブソンは「この番組から自分の存在が消されようとしているようで辛い。今は、空いた時間を子どもたちと過ごすために使っている。自分のプライドも評価も傷ついたが、未来を見据えて、また良い仕事がしたい。今度はコメディか演劇、あるいは自分で監督したりプロデュースしたりしてもいいと思っている」と話した。

 全米で9月28日から始まるシーズン12のうち、ギブソンは最初の2エピソードには登場する予定だが、どのようにして番組から退場するのかについては、現在のところ明らかにされていない。