マット・デイモン主演で、記憶を失ったCIAのすご腕エージェントの活躍を描く人気シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」(公開中)の特別映像が、公開された。映画の最大の見せ場ともいえる、米ラスベガスを舞台にした大規模なカーチェイスシーンの舞台裏が明かされる。

 デイモン主演としては約9年ぶりの新作となる本作は、主人公ジェイソン・ボーン(デイモン)のさらなる過去が判明すると共に、CIAとたもとをわかったボーンが、再びCIA絡みの陰謀に巻き込まれていくさまが描かれる。ニッキー役のジュリア・スタイルズが続投するほか、アリシア・ビカンダー、トミー・リー・ジョーンズ、バンサン・カッセルら豪華キャストが新たに加わる。

 CGに頼らないリアルアクションが「ボーン」シリーズの真骨頂だが、今回のカーチェイスシーンでも地元警察や消防署の全面協力のもとラスベガスを立ち入り禁止にし、実際に街中で撮影を敢行。約200台もの車両を用意して、シリーズ屈指のド派手なアクションシーンを創出した。

 第2作「ボーン・スプレマシー」、第3作「ボーン・アルティメイタム」とメガホンをとってきたポール・グリーングラス監督は、本作でも飽くなき探究心を発揮。劇中に登場するSWAT(米国警察の特殊部隊)の装甲車では効率的に速度を出せないため、撮影用に車両を改造し、約1.8トンもの軽量化を図ったという。結果、映像でも登場するように、ダイナミックかつスピード感あふれる映像を実現させている。

 ロケーションにおいても妥協せず、映像の後半で2台の車が突っ込むカジノの建物は「リビエラ・ホテル」というホテルで実際に撮影を行っている。わざわざホテルを取り壊すタイミングに合わせたというから、そのこだわりはよほどのものだろう。デイモンとグリーングラス監督は映像で「SWATの車両やパトカーが登場し、ものすごいチェイスが展開する」(デイモン)、「今回のカーチェイスは最高の出来になったと思う」(グリーングラス監督)と自信をみなぎらせている。