クリムトと並び世紀末ウィーン美術史に輝く画家、エゴン・シーレの愛の物語を描く映画「エゴン・シーレ 死と乙女」の公開が、2017年1月に決定した。

 スキャンダラスな逸話と挑発的な名画の数々を残し、わずか28歳で早逝した異端の天才画家エゴン・シーレ。16歳でヌードモデルを務め、兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなったヴァリ。女性たちとの濃密な愛の日々を通じて芸術を追求し続けるシーレの姿をあぶり出し、ウィーン表現主義の最高傑作と言われる「死と乙女」に秘められた伝説を描き出す。モデル出身の新人ノア・サーベトラがシーレを演じる。

 1910年。美術アカデミーを退学したシーレは、同世代の画家仲間と“新芸術集団”を結成、16歳の妹ゲルティの裸体画で頭角を現していた。敬愛するグスタフ・クリムトから赤毛のモデル、ヴァリを紹介されたシーレは、彼女を生涯のミューズとして数多くの名画を発表。幼児性愛者という誹謗中傷を浴びながらも、ふたりの信頼関係はシーレを時代の寵児へとのし上げていく。しかし、第1次世界大戦が勃発。シーレとヴァリの関係も、時代の運命に翻弄されていく。

 「エゴン・シーレ 死と乙女」は、2017年1月Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。