「ヤコブへの手紙」のクラウス・ハロ監督がメガホンをとり、第88回アカデミー賞外国語映画賞(フィンランド代表)にノミネートされた「こころに剣士を」の予告編が公開された。

 実話をもとに、フェンシングの元スター選手と子どもたちの絆を描くフィンランド・エストニア・ドイツ合作映画。舞台は、1950年初頭のエストニア。ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手のエンデルは、田舎町ハープサルに身を隠し、そこで暮らす子どもたちに課外授業としてフェンシングを教えることに。やがて潜伏中の身でありながら、「全国大会に出たい」という子どもたちの夢の実現に向けて動き出す。

 予告編は、エンデルが子どもたちのもとを訪れる場面から幕が上がる。子どもが苦手なエンデルは話しかけてきた少女を冷たくあしらい、授業も無表情で淡々と行う。だが、瞳を輝かせひたむきに練習に打ち込む姿に胸を打たれ、次第にかけがえのない存在に変わっていく。エンデルと少年少女の心の交流が、繊細な映像と音楽でつづられている。

 「こころに剣士を」は、12月24日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。