吉本興業グループが企画推進する京都国際映画祭2016が10月13日、京都・元離宮二条城で開幕し、オープニングセレモニーが行われた。江戸幕府の“始まりと終わりの地”として知られ、京都の変遷を見守り続けるユネスコ世界遺産に、アンバサダーの名取裕子、名誉実行委員長の中島貞夫監督、総合プロデューサーの奥山和由氏をはじめ、上映作品の関連ゲストらが集った。

 第3回を迎えた今年は、祇園甲部の舞妓による一糸乱れぬ手打ちに祝福され、華々しくスタート。開会宣言では、中島監督の「京都国際映画祭2016、『よーい、スタート!』」という威勢のいい掛け声が、悠久の時を刻む国宝・二の丸御殿に響き渡った。

 2度目の本映画祭参加となった名取は、艶やかな着物姿で登場。「回を重ねて規模も大きくなり、はっきりと京都国際映画祭の色が出てきましたね」としみじみ話し、「大役を仰せつかり緊張していますが、大好きな映画発祥の地・京都のお役に、ちょっとでも立てればうれしいです」とほほ笑む。そして、「京都でなければできないことを世界に発信できることは、日本人も嬉しいし、世界中に注目してほしい」と真摯に呼びかけていた。

 さらに奥山氏は、「初となる二条城でのオープニングに、ドキドキしています」と緊張の面持ち。それでも「ドキュメンタリーや無声映画は、本邦初公開のものが多い。小津安二郎さんの無声映画、やっと発見されたフィルムや、チャップリンのNG集が初公開されます」とアピールにつとめた。

 そのほか、映画祭実行委員長の中村伊知哉氏、アートプランナーのおかけんた氏、オープニング作品「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」のプロデューサー・三船力也氏、「Bros.マックスマン」の竜星涼と内田理央、「愛 MY」のトレンディエンジェル、「A.I. I love you」の森川葵、「劇場版 新・ミナミの帝王」の板尾創路、「ホラーの天使」の葵わかなと矢倉楓子、「TOMODACHI」のジャッキー・ウー、「オー・マイ・ゼット!」の角田晃広とともさかりえ、「内田裕也 ロックンロールムービー 2DYS」の内田裕也、アート部門「えびすリアリズム」の蛭子能収らが出席した。

 京都国際映画祭2016は、10月16日までよしもと祇園花月、TOHOシネマズ二条、イオンシネマ京都桂川、大江能楽堂、京都国立博物館ほかで開催。