映画「つぐない」の原作者として知られる英作家イアン・マキューアンの小説「未成年」(原題:The Children Act)の映画化で、英女優エマ・トンプソンと米俳優スタンリー・トゥッチが共演することがわかった。

 2014年に発表された「未成年」(邦訳は新潮社刊)の主人公は、高裁の女性裁判官フィオーナ。法廷でさまざまな家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む彼女のもとに、両親の信仰上の理由から輸血を拒む17歳の白血病の少年の審判が持ち込まれる。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる少年とフィオーナの間には、やがて特別な絆が生まれるが……。

 トンプソンがフィオーナ役、トゥッチがフィオーナの夫のアメリカ人大学教授ジャック役を演じる。また米Deadlineによれば、少年アダム役には、クリストファー・ノーラン監督の新作「ダンケルク(原題)」にも抜擢された英国の新鋭フィオン・ホワイトヘッドが決定した。

 「The Children Act(原題)」は、原作者のマキューアン自ら脚色にあたり、「あるスキャンダルの覚え書き」のリチャード・エアーが監督、「ラブ・アクチュアリー」のダンカン・ケンワーシーがプロデュースを務める。10月に英ロンドンでの撮影開始を予定。

 なお、マキューアン原作に関しては現在、「初夜」(原題:On Chesil Beach)の映画化が、「つぐない」のシアーシャ・ローナン主演で進められている。