「裏切りのサーカス」の原作者ジョン・ル・カレのスパイ小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した「われらが背きし者」の新たな本編映像が、公開された。ひょんなことからロシアンマフィアのディマ(ステラン・スカルスガルド)と知り合った大学教授ペリー(マクレガー)が、MI6(英国秘密情報部)に尋問されるシーンを収めている。

 モロッコでの休暇中に知り合ったディマから、組織の機密情報が入ったUSBをMI6に渡してほしいとこん願されたペリーは、ディマと家族の命がかかっていると知り仕方なく引き受けることに。だが、事態はディマとペリーのみならず、ペリーの妻で弁護士のゲイル(ナオミ・ハリス)をも巻き込んだ危険極まりない亡命劇に発展していく。

 公開されたシーンでは、USBを預かったペリーが、MI6と初めて接触する様子が描かれている。ペリーから何も聞かされていなかったゲイルは「どういうこと?」と怒りをあらわに。「協力しないと子どもたちが殺されると聞いた」とディマの話をうのみにしたペリーの“いい人”ぶりにあきれた顔を見せ、MI6から書類を渡されるとペリーを押しのけて先に記入する。ペリーとゲイルは、過去のある出来事が原因で夫婦仲に問題を抱えており、本シーンでも夫婦の間に横たわる溝が示されている。

 同シーンでは、MI6のへクター(ダミアン・ルイス)が「なぜ預かった?」「(ディマを)信じたのか?」「中身は見ていないのか?」「なぜあなたを選んだ?」とペリーに次々と質問するさまも描かれている。ドラマ「HOMELAND」などで知られ、ニコール・キッドマン、ジェームズ・フランコらとの共演作「クイーン・オブ・ザ・デザート(原題)」(2017年1月21日公開)が控えるルイスが、感情を表に出さないベテランスパイになりきっている。

 「われらが背きし者」は、10月21日から全国公開。