故相米慎二さんや根岸吉太郎ら数々の名監督を輩出した成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」のリブートプロジェクトの1作で、「ピンクとグレー」「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が手がけた「ジムノペディに乱れる」の予告編とポスターが、公開された。

 28年ぶりの新作製作企画「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」は、上映時間80分前後、10分に1回の濡れ場を入れる、製作費は全作品統一、撮影期間は1週間、完全オリジナル作品といったルールを敷き、行定監督のほか塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫といった人気監督たちが同じ条件でロマンポルノに初挑戦する。「ジムノペディに乱れる」は、かつて一世を風びするも、長いスランプに陥った映画監督・古谷(板尾創路)が、さまざまな女たちと肌を重ねていくなかで生き方を模索していくさまが描かれる。

 予告編は、タイトルにもなっている作曲家エリック・サティの「ジムノペディ」から始まる。俳優や教え子たちに辛らつな言葉を投げつけられ鬱屈とした日々を過ごす古谷が、女たちと情事におぼれていく光景が切なくも官能的に切り取られている。ミュージシャンとしても活躍する芦那すみれ、NHK大河ドラマ「真田丸」にも出演した岡村いずみといった2人のヒロインに加え、「紙の月」の田山由起、舞台でも活躍する田嶋真弓、「ちょっとかわいいアイアンメイデン」などにも出演するグラビアアイドル・木嶋のりこ、セクシー女優の西野翔、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきといった多彩な女性陣が出演しており、板尾と共に大胆なベッドシーンに挑んでいる。

 ポスターでは、足を開いて横たわる女性のイラストの前面に古谷が配置されており、官能的な雰囲気をかもし出しつつも、女性の足が古谷にとっての羽を想起させるといった凝った演出がなされている。上部には、芦那演じる古谷の教え子・結花がピアノを弾く姿が描かれている。

 「ジムノペディに乱れる」は、11月26日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。