体や心がどこか疲れているとき、手作りのものを手に取ると、なぜか心が落ち着いた……そんな経験はないだろうか? 自分の手に渡るまでに確実に誰かがその手に触れて、形にしたという記憶を持つもの。手作りされたものが私たちに安心感のようなものを与えてくれるのは、そんな誰かのぬくもりを感じさせるから、かもしれない。

いま10/10(月・祝)までマーチエキュート神田万世橋にて開催中の「ライフスタイルモール 〜Arts & Crafts WEEK〜」では、そんな手仕事の跡を感じさせる商品が集結。紙、革、木材、布、植物まで(!)。様々な素材でクリエイターたちが形作った品々がずらり並んでいる。

【1】本物の生花をそのままアクセサリーにした『はなのめ』

1200_DSC04844繊細な花や植物をひとつずつ、レジンでコーティングし、ピアスやネックレス、ブローチなどのアクセサリーに仕立て上げる「はなのめ」。もともと花屋さんが、日常のなかに花への興味を持ってもらうきっかけを、という思いで始めたブランドは、生花をそのまま商品にしているため、ひとつひとつが一点もの。その儚い佇まいは女性なら、はっと心つかまれるはず。また生花だからこそ、時間とともにその色合いや表情が変わっていくこともあるという。時が生む、その風合いごと楽しみたい。

1200_DSC04839

【2】47人のクリエイターによる47通りの活版印刷の「味」。『CAPPAN STUDIO』

1200_DSC04785

活版印刷を中心とした印刷技術や表現手法を探り、イベントやワークショップも仕掛けている「CAPPAN STUDIO」。京都を拠点とするこちらが今回、東京神田に持ち込んだ目玉商品は「こといろはノート」だ。京都由縁のクリエイター47人が、活版印刷の技術を使ってデザインした47タイプのノートは見ているだけで楽しい。非常に細かい印刷、多色刷り(活版印刷は一度に一色しか刷ることができないため、多色刷りはそれぞれの色を寸分のズレなく刷り重ねる)、など、製作にはかなりの難関もあったそう。その技術の高さ、職人のプライドにくらり。手に取って風合いを楽しみ、お気に入りの1冊を持ち帰ろう。

1200_DSC04792

また、活版印刷に興味をもった人には、ぜひ「レタープレスコンボキット」を。自宅で何度でも、自由に活版印刷を楽しむことができる。

1200_DSC04809

【3】旭川の木材を使った、地元のデザイン家具や小物『PLAN DE HOUSE』

1200_DSC04889

「PLAN DE HOUSE」旭川にある家具の制作、販売を行っているショップ。国内外のブランド家具の輸入も行っており、今回は地元旭川にまつわる木製プロダクツを連れて出展している。家具作りで発生する端材を利用したコースターなど、「雫木(kuzuki)」シリーズのほか、注目したい「PLAN DE HOUSE」オリジナル商品は、この展示の直前に準備が整ったというカトラリーシリーズ。なんと制作の“途中段階”を販売し、同封されたやすりで自分で仕上げる……という斬新な商品。お値段もお手頃なので、ぜひ大人の工作気分でトライしてみたい。

1200_DSC04926
1200_DSC04928

【4】旅をコンセプトにしたアパレルブランド『TickeT』

1200_DSC04883

「旅」をキーワードにデザインした『TickeT』の代表作は、その名も「旅T」。ニューヨークやパリなど世界中のあちこちを「John Doe(ジョンドゥ)」というサンタクロース似のキャラクターが旅するという設定で描かれたイラストは、旅に連れていけば自然と笑顔になれそうなユーモアあふれる作品。なんでも「John Doe」は英語で「名無しの権兵衛」の意味だそう。

1200_DSC04870

今回は特別にTシャツのイラストを額縁におさめたアートワークも販売。印刷には「giclee」という顔料を採用。ほぼ原画そのままに絵の具の繊細なにじみやぼかしが美しく印刷されている。『TickeT』の世界観に惹かれた人は、この1枚で部屋に旅の香りを持ち込んでみてもいいかも。

まだまだ他にも、アーツ&クラフツな商品がいっぱい

他にも革小物に手作りのキャンドルなど、「Arts & Crafts」をキーワードに、商品ラインナップは幅広い。お店によっては、現場の人が売場に立っていることも。由来や制作過程、思いなど聞きながら、日本各地を旅するように、手仕事による品々に触れてみては。

1200_DSC04861

1200_DSC04829

1200_DSC04822

(ヨシザワ)