いま、ヨーロッパで人気急上昇中のウィンタースポーツがあります。それは“Skimountaineering”の略称『SKIMO(スキーモ)』と呼ばれるもので、斜面の滑降だけでなく、板の裏にシールを装着した状態やツボ足の状態で雪山を歩くことを含めたスキーのスタイルのひとつです。

スキーといえば、ゴンドラやリフトに乗ってゲレンデの上までアクセスし、そこから滑り降りるという遊び方が一般的ですよね。このスキーモにおいては、乗り物を使わなくても、自分の足で斜面を登り、好きな場所・タイミングで滑り降りることができるので、より自由に雪山を楽しむことができます。

そもそもヨーロッパの山岳地帯などでは、昔からスキーが雪山の移動手段として利用されてきました。そこから発展して、雪山を旅したり雪山でトレーニングをしたりするこのスキーモが、ひとつのスタイルとして確立されてきたのでしょう。

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▲斜面を登り終えて、シールと呼ばれる取り外し可能な滑り止めを勢いよくはがし、滑走モードへスイッチオン!

海外で大人気! 日本でも着実にファン増加中

海外では、その速さを競うレースが数多く開催されていて、ひとつの大会に数千人がエントリーするほどの人気ぶり。日本でも、代表的なスキーモレース「山岳スキー競技日本選手権大会」が2005年から栂池高原スキー場にて開催されてきましたが、参加人数も着実に増えてきています。また北海道には、2011年に始まったスキーモレース「SKIMO-ban.K」があり、多い年ではシーズン中に5回も開催されたことがあるとのこと。2015年4月には、登りのみのレースが用意された「白馬八方尾根大バーティカルレース」が初開催され、トレイルランニングやスカイランニング業界のトップ選手達の参加で盛り上がりました。

スキーモレースは、アルペン、テレマーク、クロスカントリーと幅広いジャンルのスキーヤー、さらにトレイルランニンナーやスカイランナーなど、さまざまなバックグラウンドをもつアスリート達が参戦しているのが大きな特徴です。登りと滑りで、それぞれの得意分野を発揮しながら、激しいバトルが繰り広げられています!

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▲2016年の4月10日(日)に開催された「白馬八方尾根大バーティカルレース」。参加者は70名。

2017年はビギナー向けイベントも各地で開催。要チェック!

そんな中、2017年シーズンには、初心者でも気軽に参加できる草レースやイベントが各地で開催されるという情報をキャッチ! そこで、スキーモに興味をもった方々にぜひ参加していただきたいレースとイベント情報を以下にご紹介します。百聞は一見にしかず。まずは未知なるスキーモの世界に、一歩足を踏み入れてみてください!

【2017年シーズンに参加できるレース情報】
●スキーモナイトスプリントレースin栂池 Vol.1
日本選手権大会の開催地・栂池で実施される、夜のスプリントレース。レンタルも受け付けていて、参加費もかなりお手頃なので、とにかく挑戦してみたい人には絶好のチャンス! レース後には懇親会も予定。
日程:1月28日(土)
会場:栂池高原スキー場
参加費:1000円(レンタル代はプラス1000円)
TEL:080-1061-1701(平田旅館・平田)
メール:tt@t-hirata.com
HP:www.facebook.com/Dynafit-RACE-Center-326139277570158

●パラダスキーモナイトレース Vol.2
アルペン・テレマークスキーヤー松澤幸靖氏が主催の、ナイターゲレンデで実施するスキーモレース第2戦。累積標高530mのショートコースと、720mのロングコースが用意されている。レンタルも応相談とのこと。
日程:2月12日(日)
会場:MAパラダスキースクール
参加費:6000円(13時以降のリフト券付き)
TEL:0267-67-2226(MAパラダスキースクール・松澤)
メール:info@saku-parada.jp
HP:http://matsuzawa-ski.jp/

●スキーモナイトスプリントレースbyドリフトイン栂池
日本選手権大会の開催地・栂池で実施される、夜のスプリントレース。レンタルも受け付けていて、参加費もかなりお手頃なので、とにかく挑戦してみたい人には絶好のチャンス! レース後には懇親会も予定。
日程:3月18日(土)
会場:栂池高原スキー場
参加費:1000円(レンタル代はプラス1000円)
TEL:080-1061-1701(平田旅館・平田)
メール:tt@t-hirata.com
HP:www.facebook.com/Dynafit-RACE-Center-326139277570158

●SKIMO-ban.K 第3戦 パドルクラブカップ
北海道を拠点とするテレマークスキーヤー藤川健氏が主催するスキーモレースのシリーズ第3戦。コースの距離が短い一般の部と、長めに設定された競技の部のふたつが用意されている。レース用の道具のレンタルもあり(有料)。午前に実施される予定。
日程:3月25日(土)
会場:ばんけいスキー学校
参加費:競技の部…3000円、一般の部…2000円(レンタル代プラス3000円)
TEL:011-641-3232(ばんけいスキー学校)
HP:www.bankei.co.jp/winter/school/skimo_bank

●第11回 山岳スキー競技日本選手権大会
日本山岳スキー協会が主催し2005年から続いてきた、老舗のスキーモレース。国内のトップアスリートやアジア圏の招待選手も参加する。ショートとロングの2つのレースが用意されていて、レベルに合った参戦が可能。
日程:4月2日(日)
会場:栂池高原スキー場
HP:www.jsmc.jp

●白馬八方尾根大バーティカルレース
2015年から始まり、2017年で3回目を迎える新しいレース。登りのみと、登りと下りで構成されたレースの2つが用意されている。登りのみのほうでは、トレイルランナーの参加も多い。
日程:4月9日(日)
参加費:7000円
会場:白馬八方尾根スキー場
HP:www.facebook.com/happovertical

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