自転車は持続可能な社会での交通手段に最も適した乗り物。とはいえ、雨に弱いという欠点も持っています。雨の中を自転車で走ると身体が濡れてしまうだけでなく、視界が悪いという問題も。そして何より、雨が目に入ると、目が痛くなってしまいますよね。

Ego Urban Transporterは、この問題を解決する屋根付きの電動リカンベントトライク「Ego」を開発しました。近日中にkickstarterで出資者募集のキャンペーンを開始する予定です。



「Ego」は、リカンベントトライクのまわりをシェルで囲んだ乗り物。このシェルが、サイクリストを雨や直射日光から守ってくれます。事故に巻き込まれた際にも、サイクリストの身体をある程度は保護してくれるかもしれません。



「Ego」に搭乗するには、ボディの上部を跳ね上げます。そこに現われたサドルに座り、跳ね上げたボディを元に戻せば走行可能に。搭乗者から見ると、このボディを下ろす感覚は、巨大なヘルメットを被る感覚に近いのだとか。

「Ego」に搭乗するには、ボディの上部を跳ね上げ
「Ego」に搭乗するには、ボディの上部を跳ね上げ

サドルに座り
サドルに座り

ヘルメットを、オン(?)
ヘルメットを、オン(?)

リカンベントトライクは、平地に限定すれば、一般的な自転車よりも高速で走れる乗り物。ただし、坂道に弱く、自動車のドライバーからの視認性が低いという欠点を持っています。

「Ego」では、電動アシスト機能の搭載により、坂道に弱いという欠点を解消しました。「電動アシストモード」の他、人力を必要としない「電動バイクモード」も装備しており、最大速度時速32キロで走行できます。1回の充電で走行可能な距離は約48キロと、一般的な通勤には十分な航続可能距離を実現しています。

「Ego」では、電動アシスト機能で坂道に弱いという欠点を解消
「Ego」では、電動アシスト機能で坂道に弱いという欠点を解消

シェルの高さは約1.4メートル。これは自動車とほぼ同じ高さで、自動車ドライバーからの視認性を向上させています。



価格は5,000ドル程度になる予定。残念ながら、日本の法律では「Ego」は普通自転車としては認められません。「電動バイクモード」があるだけでなく、全長(約2.34メートル)および幅(約0.9メートル)の制限も越えてしまっているためです。どうしても乗りたい場合、ナンバーを取得して電動バイクとして乗る道を模索するしかないようです。