週刊少年ジャンプで連載中の原作・附田祐斗、作画・佐伯俊のコンビによる人気マンガの第2シリーズ「食戟のソーマ弐ノ皿」の最終話が放送された。他の生徒全員分のスタジエール編を、アニメオリジナルで作って欲しい。


最後の料理はフレンチ風親子丼


SHINO'STOKYOにスタジエールに来ている創真。やっとのことで店のレベルに付いて行けるようになり、なんとか目標だったプレオープン最終日を終えた。そして問題の新作コンペの時間が訪れた。

創真がついていくことも出来なかった一流料理人達が、自分達のプライドと店での立場を掛けて本気でオリジナルメニューを発表する場。そこに創真は、今までの環境の中だけでやってきた事を初めてぶち破った“新しいゆきひら”の料理で挑戦する。

ポーチドエッグを添えた丸一羽のうずらの中に、キャベツで包んだリゾットを詰めたこの一品は、、創真いわく“親子丼”。親子丼という概念を、フレンチの技術で再構築した物だ。シェフの四宮に一蹴されるも、より良い品にする為のアドバイスを受け、その料理は“うずらの詰め物 リゾットと卵〜生意気小僧風〜”として、SHINO'STOKYOのメニューに並ぶこととなった。

全スタジエールを終え、極星寮に帰った創真の元にはダンボール一箱分の食戟の申込書が届いていた。すぐ様その場にいた“串打ちの鉄”こと、甲山鉄次と食戟を行い勝利。さらに会場にいた上級生達にケンカを売り、食戟のソーマ弐ノ皿が終了した。

他の生徒達はスタジエールで何を学んだのだろうか?


今回のスタジエールで創真は、フレンチの技術を得意の大衆料理に活かす事を学んだ。では、他のメンバーはどんな店にスタジエールに行き、何を学んできたのだろうか?一瞬流れたダイジェストから想像してみたい。

黒木場リョウ

ドラ息子とその悪い友達が入り浸っていた街の中華屋へ。そして、料理とその生き様で彼らを更生させた。荒れた少年達を自分の鏡として向き合うことで、精神的にも成長した。

イサミ・アルディーニ

得意のイタリアンへ。兄のタクミ・アルディーニに頼ってばかりいたイサミは、この店で自立し自分のオリジナル料理を模索。創真と同じく新作コンペに出して採用される。

タクミ・アルディーニ

メイド&執事カフェへ。「もえもえきゅんきゅん」と特殊な接客を学ぶ事により、自分の邪魔なプライドを排除することに成功。さらにお客さんの気持ちを考えて料理出来るようになった。

薙切アリス

大型豚骨ラーメン店で、汗をかき労働することを学ぶ。最先端器具を使う分子美食学の申し子が、でかい寸胴で豚骨から出汁を取り、ラーメンという大衆料理を食べに来た客に接することで、自分の料理の幅を広げた。わかりやすいオーダーシステムと、ラーメンを作る効率的な手順を置き土産にスタジエールを終えた。

伊武崎峻

向かいに大手のレストランが出来た事により、潰れかけている老舗の洋食屋へ。伊武崎の活躍で、一度は立て直しかけるも、再び店はどん底。しかし、もう一度新作料理に挑戦し、見事一発逆転に成功する。いつもクールだった伊武崎は、料理への情熱を表に出すことを覚えた。

田所恵

老舗旅館へ。厨房である程度の結果を出すも、自分のホスピタリティ溢れる料理を磨くためにあえて仲居の仕事にも挑戦。積極性と、お客様が食事しやすい配膳位置や提供するタイミングを学ぶ。

葉山アキラ

子供達が食事を残してしまって困っている給食センターへ。スパイスで子供達の食欲をそそり、見事残り物を減らすことに成功した。葉山は、大量に料理を作る方法と、安価な食材で美味しい物を作ることを覚える。

水戸郁魅

肉料理のスペシャリストである彼女が立っていた場所は、どこかの厨房ではなく山の中。そこには、焚き火をする老人が一人、「お主ならさずけるに相応しいだろう。火入れの奥義を」。火という現象は、自然の一つに過ぎない。木から、土から、空気から、全ての自然から学ぶ事により、火が肉に熱を加えるという現象が、鳥が空を飛ぶことと同じだということに気付いたにくみは、肉に対して感謝することを覚え、今まで以上に肉の扱いに自信を深めた。なお、老人は奥義を授かる弟子が現れたことに安堵し、この直後に亡くなってしまう。

もちろんこれらは、ほんの一瞬のカットから想像したものであり、正解しているかどうかはわからない。ただ、創真と同じように一人一人成長した事は間違いないだろう。これからは一年生だけではなく、上級生との戦いに突入していく。物語は、ここからまたさらに盛り上がりを増していく。どうか、第3シリーズの放送が早く決定して欲しい。にくみが得た奥義の真相を見たがっている視聴者は、少なくないはずだ。
(沢野奈津夫)