リオオリンピック・パラリンピックによる休止を挟んだため、本格的にコントが放送されるのは第13回(8月4日放送)以来、約2ヶ月ぶり!

『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK総合 毎週木曜22:25〜)。第15回(9月29日放送)のコントは「ムロ待ち」「HOTなカマタくん」「特徴」「女マン」の4本。VTR企画では「ムロ鍋JAPAN」がまさかの第2回を迎えた。


「阿佐ヶ谷姉妹とかラブレターズとか」


「ムロ待ち」では、ムロツヨシの熱心なファン・黄金原さん(シソンヌじろう)が、名古屋で本当にムロの出待ちを行った。

ムロツヨシの一人舞台「muro式9.5『答え』」の愛知公演千秋楽、名古屋能楽堂の前でムロツヨシを待つ黄金原さん。出待ちをしている本物のファンに「あんたたち何ダベってんの!?」「男性は残って女性は帰って!」「ちゃんとして〜!」と、いつもと通り釘を刺す。

出てきたムロツヨシは「名古屋まで来た!」と困惑。黄金原さんは「ムロさんってやっぱり舞台の人なんだなって」とグイグイ迫り「1個だけ鼻につくところが……」と切り出す。能楽堂の周りに立っている「のぼり」。通常、舞台に贈られる祝い花の代わりに、ムロは友人たちにのぼりをリクエストしたのだった。

黄金原さん:あののぼり、すごくいいと思います!……ただ、のぼりの面子が、(小栗)旬、瑛太、(山田)孝之、(鈴木)浩文、(小泉)幸太郎、(松本)潤、(生田)斗真、そしてサンタマリア。
ムロツヨシ:最後の方はユースケさんですよね。
黄金原さん:あたしは全然構わないんですけど!なかには「俺、こいつらと仲いいぜ」アピールに取る人も……
ムロツヨシ:そんなことないですよ!
黄金原さん:私的には阿佐ヶ谷姉妹とか、ラブレターズとかののぼりを出したほうが、ちゃんと下の子の面倒も見てるんだなって。これからはそういう評価も必要だと思うんです。

名だたる俳優陣から一転、突然出てきた阿佐ヶ谷姉妹とラブレターズの名前。この二組はムロツヨシが所属する事務所「ASH&Dコーポレーション」に所属しており、ムロの後輩にあたる。

黄金原さんの「これからはそういう評価も必要」というアドバイスを聞き入れたのか、『キングオブコント2016』(TBS系列 10月2日放送)ではラブレターズの応援VTRにはムロツヨシが登場。「前回決勝進出が決まったとき焼肉で祝ったが、結果がふるわなかったので、今回は焼肉に行かない」等と笑いを交えて応援したものの、ASH&Dにはコントの重鎮であるシティーボーイズの3人が所属しているし、逆に「俺、こいつらの面倒見ているぜアピール」にならなかったか心配である。

女マンの女漫談


いつもは言い争う男女の前にさっそうと現れ、特にトラブルを解決せずに去る女マン。今回の「女マン」はステージ上での漫談になっていた。女の味方女マン。ちょっとオムツ変えただけでイクメンと名乗る男たちを批判し、「ちゃんと育児をしそうな男性ベスト3」を発表する。天井からランキングボードを降ろしてくる用意の良さを見せる女マン。

「内村光良+女キャラ+漫談」という方程式は、『笑う犬』の「ミル姉さん」や『ウリナリ』のホワイティを思い出す。牛の着ぐるみにボブカット、しゃべりは桃井かおりという「ミル姉さん」は、最初カメラ目線で愚痴を言う牛漫談だったが、スナックのママやラジオのDJなど設定を変え、最終的に印旛沼ケーブルテレビで冠番組を持ったことになり、お気に入りの映画やDVDを紹介するコーナーになっていた。

「コントというより、内村光良本人が好きな映画を紹介して、お気に入りの一場面を再現するというコーナーでした。たとえば『あたしがもし合コンするなら、相手はこんな人たちがいいわ』と言って、黒澤映画の『七人の侍』のパッケージを出し、内容を紹介していくといった具合です」(内村宏幸『ひねり出す力』より)

女マンの「ちゃんと育児をしそうな男性ベスト3」は、3位菅田将暉、2位山崎賢人ときて、1位はまさかの真田広之。女マン、真田広之への思い入れをたっぷりと話す。

女マン:あたしもう……子供のころから大好き!『忍者武芸帳 百地三太夫』で、天守閣からダイビングした伝説のスタント。あの時から大好き!ラストイクメン!ハリウッド級の育児をしてくれそう。あぁ、あたしのサナ!もう、そう、あぁっ、あたしが育児してもらいたいくらいよ!

『忍者武芸帳 百地三太夫』は1980年に公開され、真田広之が映画初主演を果たした映画。「サナ」はファンによる真田広之の呼称で、内村光良自身も真田広之の大ファン。女マンもミル姉さんと同様、ウッチャン本人のお気に入りを紹介するコーナーになるのかもしれない。ちなみに、真田広之は1997年に離婚。育児どころか慰謝料もハリウッド級だったことを付け加えておきたい。

今夜10月6日(木)放送の『LIFE!』第16回では、これまた久しぶりのゲスニックマガジンが大暴れ。ところで「今日の名言」のコーナーが無かったんですけど、コーナーごと無くなったのかなぁ。

(井上マサキ)