日経平均は反発。99.19円高の19233.89円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。米株安や円高が嫌気されるものの、前日の大幅な下げに対する自律反発の流れとなった。また、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>のほか、7&iHD<3382>が決算を手掛かりに上昇。ファナック<6954>、KDDI<9433>などの上昇も指数を押し上げる一因となった。

 ただ、積極的な上値追いの流れにはならず、日経平均は25日線レベルでの攻防が続いている。セクターでは小売、電力ガス、石油石炭、パルプ紙、精密機器、食料品が堅調。半面、鉄鋼、非鉄金属、その他製品、鉱業、銀行が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているが、値上がり、値下がりはほぼ拮抗。

 週末要因から積極的な売買は手控えられており、後場もこう着感の強い相場展開になりそうだ。日経平均、TOPIXいずれも上昇していることもあり、日銀のETF買い入れも期待できない。下支えの需給がないとなれば、引けにかけてのポジション調整に伴う売り圧力は意識しておきたいところであろう。
(村瀬智一)