米国株式市場見通し:利上げ停止か、FOMCに注目
また来週は5月消費者物価指数(CPI)、5月卸売物価指数(PPI)が相次ぎ発表される。CPI、PPIともに前の月から伸びの鈍化が予想されており、インフレ圧力の緩和が確認されれば、FRBにさらなる利上げ停止根拠を与えることになるだろう。しかし、物価指標、FOMCの内容によっては金融引き締め長期化への懸念が再燃し、相場の重石となりかねないため注意したい。
経済指標では、5月財政収支(12日)、5月消費者物価指数(CPI)、5月NFIB中小企業楽観指数(13日)、5月卸売物価指数(PPI)(14日)、5月小売売上高、5月輸入物価指数、新規失業保険申請件数、6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月フィラデルフィア連銀景況指数、5月鉱工業生産・設備稼働率(15日)、6月ミシガン大消費者信頼感指数、(16日)などが予定されている。さらに、FRBは13日、14日の2日間にわたりFOMCを開催する。
企業決算では、ソフトウェアメーカーのオラクル(12日)、住宅建設会社のレナー、医療用大麻会社のオーロラ・カンナビス(14日)、ソフトウェアメーカーのアドビ、スーパーマーケットチェーンを運営するクローガー(15日)などが予定されている。
(Horiko Capital Management LLC)