■沿革



フォーカスシステムズ<4662>は1977年に創業し、翌1978年にはOKIと取引を開始し、電子交換機ソフトの開発を始め、1983年には汎用大型計算機によるアプリケーションソフト開発に取り組み、1984年にはNECと取引を開始し、銀行第3次オンラインシステムにも参加するなど、顧客、対応領域を広げてきた。その後、システムの高度化、大規模化、ネットワーク化を背景にシステム構築だけでなく、開発、運用、保守を含めた情報システムに関するトータルなITサービスを提供する体制を構築し、総合情報サービス企業としての事業基盤を確立した。



また、1999年には情報セキュリティ事業に参入し、2001年にはC4暗号技術の採用を決定すると、2004年にはデジタルフォレンジック製品の販売を開始するなど、情報セキュリティ製品の開発・販売事業の拡大にも注力している。



■強み



同社の強みは、大手システムインテグレーターとの長年の協業により培った信頼やノウハウである。加えて、その強みを生かし官公庁や金融機関という独自性の強いシステムを長年担当することで、他社には替えの効かない地盤を確立してきたことである。同社は意図的に、設計や製造など特定工程ではなく、初期の要件定義、設計から運用・アフターフォローまで一気通貫で担当できる領域に取り組んできた。そして導入後の運用保守や、法改正や新技術対応等で発生する機能改善も行うことで、同社を外しては開発や運用が成り立たないという替えの効かない地盤を確立し、信頼を得てさらに対応領域を広げ業績拡大を図ってきた。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)